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Athlon(2コア4スレッド)からRyzen(8コア16スレッド)まで!

CPUのスレッド数でゲームの性能は変わる!CPU5製品テスト(3/3)

文●今井優人

今回検証するタイトル

・CINEBENCH
・ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
・FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
・Overwatch
・League of Legends
・Apex Legends

※CPUの性能差を確認するため、メモリ含めオーバークロック/ダウンクロックをせずに検証を行なう。

CINEBENCH R20

CPUの性能を測るために、まずはCINEBENCH R20でスコアを見てみよう。Ryzen 7 2700のスコアが圧倒的でAthlon 240GEに比べて約3.96倍と4コアと16コアのスレッド数の差が如実に出ている。

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク

各CPUのスコアを1920×1080の最高品質・高品質・標準品質の三段階で測定を行なった。Ryzen5 2600がひとつ頭を抜き出たスコアとなった。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク

各CPUのスコアを1920×1080の高画質・標準・軽量品質の三段階で測定を行なった。Ryzen5 2600とRyzen7 2700の2つのCPUでGTX1060の性能を最大限に引き出す結果となった。

Overwatch

根強い人気を持っているBlizzardのOverwatchではどのようなスコアの差が出るのだろうか。条件はディスプレイモード 枠なしウィンドウの1920×1080、グラフィック品質はウルトラで、最高FPS、平均FPS、最低FPSを測定。Athlon 240GEでもぎりぎり最低FPSは120を下回らず、平均151FPSと非常に安定したスコアを見せた。しかし、CPUのグレードが上になればなるほど安定感は増す。

League of Legends

MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)タイトルの代表格とも言えるLeague of Legends。条件はウィンドウモードが枠無しモードの1920×1080、グラフィックは非常に高いで、最高FPS、平均FPS、最低FPSを測定。初回のアイテムショップを開く際に処理落ちでFPSが一気に落ちることが有名なこのゲームでは、Athlon 240GEとRyzen7 2700で差がはっきりと出た。

Apex Legends

最後は今話題のサバイバルFPSであるApex Legends。条件はボーダレスウィンドウの1920×1080でビデオのアドバンスドはデフォルトのまま、最高FPS、平均FPS、最低FPSを測定。上限FPSを引き上げるためにゲームのプロパティから起動オプションで「+fps_MAX unlimited」を追記。どのCPUでも平均FPS60以上は上回る結果となったが、ビデオカードの性能が頭打ちになってしまいRyzen5 2600とRyzen7 2700は同じようなスコアになってしまった。

結論

今回検証を行ったCPUは“全て”がゲームをプレイすることに適していると感じた。しかし、同じビデオカード(GeForce GTX 1060)でもスレッド数によってこれほどゲームに影響があるとは正直なところ筆者も驚きである。

中でもRyzen 5 2600の組み合わせには目を見張るものがあった。一方で、Ryzen 7 2700はスペックで見たら今回の検証対象では一番上なのにRyzen 5 2600と大きな差が出なかったのにはビデオカード性能のボトルネックという理由がある。

例えばCPUの性能が50として、ビデオカードの性能が50の場合は問題なくお互いが最大効率で性能を引き出すことができる。だが、CPUの性能が100として、ビデオカードの性能が50だとしたら結果的にCPUは50までの性能しか発揮できなくなる。CPUが演算能力を持て余してしまったために不完全燃焼となり本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまうことをボトルネックという。

一番高いCPUを買うことだけが正解ではなく、自分のビデオカードの性能に合わせたCPUを選択することで、ミドルエンドのCPUであってもハイエンドのCPUよりもPCトータルの性能が上回る可能性があるということだ。

AMDでは豊富なラインナップでCPUを展開しているため、使用するビデオカードとも相談をし、スペックに見合ったCPUを選ぶといった方法で自分のプレイしたいゲームを楽しもう!

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