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DIY PC市場には流通していない省電力なRyzenAPUの2モデルをチェック!(3/7)

ふっけん 編集●ジサトラハッチ

省電力モデルなのに性能は通常モデルと変わらない!?

まずは通常モデルと低TDPモデルの性能を各種ベンチマークソフトで比較してみた。

■CINEBENCH R15

「CINEBENCH R15」は、CGのレンダリングによりCPUの演算性能を直感的に表示できる定番のベンチマークソフトである。後継バージョンである「CINEBENCH R20」も登場しているが、まだこちらのバージョンを比較に使用している方も多いと思う。マルチスレッドとシングルスレッド及びグラフィックス性能のOpenGLで比較。

マルチスレッドでは通常モデルと低TDPモデルとの差はわずかであり、低TDPモデルの方が2~3%程度低くなっているが、ほぼ変わらないレベルといって良いだろう。シングルスレッドとOpenGLはほぼ同一であり誤差の範囲内である。公称TDPの値を考えると、非常に優秀な結果と言える。

■CINEBENCH R20

最近登場したばかりのCINEBENCH R15の後継のベンチマーク「CINEBENCH R20」でも試してみた。レンダリングされる画像が異なり、より負荷が増している。CINEBENCH R15とのスコアに互換性はない。こちらもマルチスレッド対応のCPUとシングルスレッド対応のCPU Single Coreで測定した。

ほぼCINEBENCH R15と同じ傾向を示す結果となり、マルチスレッドでは低TDPモデルが2~3%程度低くなった。シングルスレッドは2400Gグループと2200Gグループが分かれており、僅かであるが2400Gの方がスコアが高い。CPUクロックの差が出たと思われる。

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