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Ryzen 7 3700Xは1万4000円安価ながらi9-9900Kとほぼ互角!?8コア/16スレッドCPUガチンコ勝負(2/3)

石川ひさよし 編集● ジサトラハッチ

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

コスパの懸念はRyzen向けプラットフォームの価格

第3世代Ryzenのコストを計算する上で、一つ懸念があるとすればプラットフォームかもしれない。第3世代Ryzen向けのAMD X570チップセットを搭載するマザーボードは、従来までのチップセットを搭載するマザーボードよりも若干高い価格帯にある。

ただし、マザーボードは上から下まで幅広い。例えばASUSのマザーボードで探すと、「TUF GAMING X570-PLUS」はおよそ2万4500円前後。そしてこれと同じような価格でIntel Z390マザーボードを探すと「PRIME Z390-A」(2万4000円前後)が見つかった。TUFとPRIMEどちらが上位? という疑問はあるだろうが、このように同じ予算枠でマザーボードを調達すること自体は可能だ。少しマザーボードの特徴を見てみよう。

コスパのよいAMD X570チップセット搭載マザーボードに選んだTUF GAMING X570-PLUS

ATXフォームファクターで、コスパ重視かつゲーミングニーズをカバーするTUF GAMINGシリーズのモデル

バックパネル

AMD X570マザーボードでは比較的安価だがVRM回路はしっかりした作り

オーディオ回路ではチップにカバーを被せ、オーディオ用のコンデンサーを組み合わせている

チップセットはファンで冷却

Serial ATAポートは異なる向きに4+4に分かれて配置

Intel Z390チップセットを搭載するPRIME Z390-A

主要部分に白を用いたさわやかなイメージもあるPRIMEシリーズのモデル

バックパネル

VRM回路はAMD X570マザーボードと比べるとややシンプル

こちらはオーディオ回路を含む背面寄りの一辺をカバーで覆っている。コンデンサーはこちらもオーディオ用のものを採用

Serial ATAポートは6

フロントUSB 3.1用端子も備わっている

マザーボードのほかにもう一つあるとすればメモリーだろうか。第3世代RyzenではDDR4-3200が標準サポートで、Core i9-9900KではDDR4-2666が標準サポートだ。同じ容量で比較すれば、もちろんDDR4-3200のほうが高価。

ただし、標準サポートよりも低いメモリークロックでも問題なく動作する。今回はコストパフォーマンスを論じているので、CPU以外のところのスペックをできるだけ統一してみようとしたため、どちらの環境もDDR4-2666で比較をしてみた。なお、第3世代Ryzen側は本来のパフォーマンスとならないぶんやや不利にはなる。

そのほかSSDやビデオカードも統一した条件で、ベンチマークによる計測・比較を行なってみたい。

ビデオカードはAMD「Radeon RX 5700」のリファレンスカードを組み合わせた

検証環境
AMD Ryzen環境 Intel Core環境
マザーボード ASUS「TUF GAMING X570-PLUS」 ASUS「PRIME Z390-A」
メモリー DDR4-2666 8GB×2 DDR4-2666 8GB×2
ビデオカード AMD「Radeon RX 5700」 AMD「Radeon RX 5700」
SSD M.2 NVMe 118GB M.2 NVMe 118GB
OS Windows 10 Pro 64bit Windows 10 Pro 64bit

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