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【注目Radeonピックアップ!第13回】

PowerColorの2つのRX 5600 XT搭載モデル「Red Devil Radeon RX5600XT」「Red Dragon Radeon RX5600XT」の性能をチェック!(2/3)

文● 宮崎真一 編集● AMD HEROES編集部

Red Dragonはブーストクロックが1620MHzと抑えめ
カード長はRed Devilと同じ約240mm

続いてRed Dragon RX 5600 XTも見ていこう。こちらもDualBIOS仕様で、OCモードとSilentモードが用意されている。工場出荷時設定はOCモードで、その動作クロックはゲーミングクロックが1560MHz、ブーストクロックが1620MHzと先のRed Devil RX 5600 XTよりクロックアップは抑えめだ。なお、OCモードにおけるメモリクロックは14Gbpsで、リファレンスから向上。一方のSilentモードは、ゲームクロックが1460MHzに低下し、メモリクロックも12Gbpsとリファレンスと同じだ。

カード長は実測で約240mm(※突起部除く)で、先のRed Devil RX 5600 XTと同じサイズ。ただ、GPUクーラーは2スロット占有タイプなので、Red Dragon RX 5600 XTのほうが若干薄めだ。ファンは100mm角相当のものを2基搭載し、GPUの温度が60℃以下でファンの回転を停止するMute Fan Technologyを搭載。ヒートシンクには6mm径のヒートパイプを5本利用しており、Red Dragon RX 5600 XTのほうが本数が多い点はおもしろい。なお、先のRed Devil RX 5600 XTとは異なり、GPUクーラーにLEDは搭載されていない。また、PowerColorの説明によると、こちらも電源部にはDrMOSを採用しているとのこと。

補助電源コネクタはリファレンスと同じ8ピン×1仕様。映像出力インタフェースにDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1を備えている点は、Red Devil RX 5600 XTと同じだ。

Radeon Softwareを見ると、OCモードのコアクロックは1560MHzと記載されている

こちらもカード裏面には補強用として1.5mm厚のバックプレートが装着されている

Red Dragon RX 5600 XTでもカード側面にDualBIOS切り替え用のディップスイッチを搭載。ブラケット側がOCモード、遠い側がSilentモードとなる点はRed Devil RX 5600 XTと共通だ

補助電源コネクタは8ピン×1仕様。もう1つ8ピンを装着できる空きスペースが用意されている点は、上位モデルと基板を共通設計しているためなのだろう

映像出力インタフェースはRed Devil RX 5600 XTとまったく同じ構成だ

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