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性能が異なる5つのRadeonで『Halo Infinite』を検証、Radeon RX 6800 XT以上なら4K&最高画質でも60fps以上で遊べる!(2/2)

文● 宮崎真一 編集● AMD HEROES編集部

RX 6500 XTでも常時60fpsの性能を発揮
常時120fps以上はハイエンドモデルが必要

マルチプレイヤーモードでは10個のマップをプレイ可能だ

さて、肝心のテストだが、Halo Infiniteのマルチプレイヤーモードでは、10個のマップが用意されている。そこで、今回のテストではNew Mombasaのマーケットと位置付けられている「BAZAAR」、針葉樹が茂る渓谷の「FRAGMENTATION」、New Mombasaの市街地となる「STREETS」の3つを選択。それぞれのマップでゲームをプレイし、その間のフレームレートを「CapFrameX」で計測している。なお、データ全体の1%となる1パーセンタイルフレームレートを最小フレームレートの代わりに使用し、グラフ中は「Minimum(1%)」と表記する。

では、早速、BAZAARの結果から見ていこう。ここでまず目に留まるのが、RX 6500 XTの結果だ。RX 6500 XTは、中プリセットの1920×1080ドットであれば、1パーセンタイルフレームレートが60fpsを超えており、快適なプレイが可能だ。ただし、それ以上の解像度となると上位モデルが必要になり、とくに3840×2160ドットに至っては、1パーセンタイルフレームレートが60fpsを上回るにはRX 6800 XT以上のGPUが必要と、かなりハードルが高い。

ウルトラプリセットになるとさらに描画負荷は増大し、1920×1080ドットであっても、RX 6500 XTは1パーセンタイルフレームレートは40fps程度までしか伸びていない。ほかのGPUはウルトラプリセットでフレームレートを大きく落とすものの、1920×1080ドットであれば、RX 6700 XT以上のGPUで快適なプレイを実現できるようだ。

とくにRX 6800 XTとRX 6900 XTは、1パーセンタイルフレームレートが120fpsを超えている点は評価できる。なお、キャンペーンモードを高解像度でプレイしたいと考える人もいると思うが、3840×2160ドットでそれを満たすためには、RX 6900 XTかRX 6800 XTを用意する必要がありそうだ。

続いて「FRAGMENTATION」の結果に移ろう。ここでも、基本的な傾向はBAZAARと変わらない。やはり、RX 6500 XTで快適にプレイするためには、1920×1080ドットで中プリセットにまで設定を下げたほうがよさそうだ。

また、中プリセットでは、RX 6900 XTが、1920×1080ドットの1パーセンタイルフレームレートで144fpsに迫る勢いを見せている。1フレームでも多く描画して有利に立ち回りたいと考えるコアなプレイヤーでも納得のいくパフォーマンスだ。

ウルトラプリセットの結果に目を移すと、RX 6900 XTとRX 6800 XTは、1920×1080ドットであれば1パーセンタイルフレームレートが120fps前後に達している点は立派。また、3840×2160ドットで快適にプレイしようと思うと、BAZAARと同様にRX 6900 XTやRX 6800 XTといったハイエンド向けGPUを用意したいところだ。

そして、最も描画負荷が大きいテストとなったのがSTREETSだ。中プリセットの1920×1080ドットで、1パーセンタイルフレームレートが100fpsを超えたのはRX 6900 XTとRX 6800 XTの2つだけとなった。とはいえ、RX 6500 XTでも1パーセンタイルフレームレートは60fpsを超えているので、十分快適なプレイは可能だ。

ウルトラプリセットになると、さらに描画負荷は増大し、RX 6900 XTでも1920×1080ドットで1パーセンタイルフレームレートが100fpsを超えるのがやっとといったところ。もちろん、ゲームの快適性にはまったく問題はないのだが、対戦で1fpsでも高い状況を望むのであればプリセットを下げたほうがよさそうだ。

描画負荷が高めのHalo Infiniteでも
GPUに合わせたプリセットの選択が重要

以上のテスト結果を見ても、Halo Infiniteの描画負荷の高さを再確認できる。しかし、そんな“重い”Halo Infiniteであっても、中プリセットの1920×1080ドットであれば、RX 6500 XTでも十分快適なプレイができる点は評価できよう。また、ハイエンドのGPUを用意すれば、フレームレートがしっかりと向上している点も、これからHalo Infiniteを始めようという人にとってはありがたいのではないだろうか。

キャンペーンモードでキレイな画面を楽しみたいという人や、マルチプレイヤーモードで対戦に興じたいという人など、人によってHalo Infiniteの楽しみ方は様々だ。しかし、解像度とプリセットをうまく選択することで、どのGPUでも満足のいくHalo Infiniteライフを楽しめるのは間違いない。

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