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パーツのちょい足しで性能&機能を強化! デスクトップPCを長く快適に使うためのワンポイント拡張(1/5)

宮里圭介 編集●AMD HEROES編集部

グラフィック機能を内蔵したAPU「AMD Ryzen Gシリーズ」は、低価格ながらも高性能という特徴を活かし、コスパ重視のデスクトップPCで採用されることが多い。

いくら安くても実用性が低いスペックとなれば意味はないが、APU搭載デスクトップPCのいいところは、実用的なスペックにしてもしっかり価格が抑えられていること。具体的には、8GBのメモリーと256GBのSSDを備え、さらに液晶ディスプレーを加えた一式でも10万円を切るほどで、本当の意味でコスパが高いといえるだろう。

しかし、高価なハイエンドPCと比べてしまえば、性能面で妥協しているのは事実。購入当初は不満なく使えていても、半年、1年、2年と使っていると「ここがもう少し高性能だったらな……」と感じることも増えてくる。

デスクトップPCのいいところは、そんな不満をパーツの追加や換装で解決できることだ。もちろん作業は自己責任となるためハードルは高めだが、ちょっとした投資でその後も快適に、そして長く使えるならチャレンジするだけの価値がある。

この記事では、比較的難易度の低いメモリーの追加、大容量ファイルの保存も怖くないストレージ増設、根本的にPCの性能を向上させるCPU換装、3Dゲームを快適にプレーできるようにするビデオカードの増設などの方法を紹介していこう。

ドスパラの「Regulus AR7」を例に、強化ポイントをチェック!

今回ちょい足しを試したのは、ドスパラのBTOパソコン「Regulus AR7」。APUに高性能なRyzen 7 PRO 4750Gを搭載するほか、8GBのメモリー、256GBでNVMe対応のSSDを搭載する、しっかり使えるスペックが魅力の1台だ。価格は8万8980円とコスパが高く、まさに、最初の1台としてふさわしいPCになっている。

Ryzen 7 PRO 4750Gを搭載した、ミニタワーPC。充実したスペックで、一般用途であればこのままで快適に使えるだけの性能がある

デスクトップPCといっても、機種によって拡張できるパーツが変わってくる。どんな拡張ができるのか、PCの内部をチェックしながら、強化例を紹介していこう。

実際にパーツを買ってくる前に、まずは中身をチェック。気になる部分を確認しておこう

PCの内部をチェックするには、サイドパネルを外す必要がある。といっても、これは難しいものではなく、背面のネジ数本を外してスライドさせるだけだ。

この時注意したいのが、必ずPCをシャットダウンし、電源ケーブルも外しておくこと。万が一、通電したままパーツの着脱を行なってしまうと、高確率でPCが壊れてしまうからだ。

まずはWindowsを操作して、シャットダウンを選択。内部をいじっている時に電源ボタンに触れてしまう可能性も考え、電源ケーブルを抜き、絶対に電源が入らない状態にしておけば安心だ。なお、シャットダウン後も微量ながら電源部に電力が残っているため、少なくとも数十秒、できれば数分は時間をあけてから作業するといいだろう。

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