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第3世代Ryzenで使える爆速PCIe 4.0対応SSD、発売中の3メーカーで比較検証(1/8)

文●松野将太 編集●北村/ASCII編集部

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

発売以来、自作PC市場に大きな旋風を巻き起こしているAMDの第3世代Ryzenだが、世代更新にあわせた性能向上の目玉のひとつが、X570チップセット搭載マザーボードとの組み合わせで利用可能となるPCI Express 4.0(Gen4)対応のM.2 NVMe SSDだ。

従来のM.2 NVMe SSDはPCI Express 3.0 x4による接続が主流で、理論上の最大転送速度は毎秒およそ3.94GB。

これでも十分速くはあるものの、ハイエンド系の製品ではすでに帯域がボトルネックとなっており、実際の製品の速度はシーケンシャルリードで毎秒3500MB前後にとどまっていた。

これを解消するためにX570マザーで採用されたのが、理論上の帯域を2倍の約7.88GBまで引き上げたPCI Express 4.0×4接続のM.2スロットだ。

AMDの公式資料から。現状、I/Oまわりの帯域向上の恩恵をもっとも強く感じられるのがPCIe 4.0対応のSSDだろう

M.2タイプではシーケンシャルリードで毎秒最大5000MB前後、拡張カードタイプでは毎秒最大15000MB前後の速度を実現可能とのこと。まさに“爆速”の2文字がふさわしい

これにより、第3世代Ryzenとともに各社から登場したPCIe 4.0対応SSDの最大転送速度は、シーケンシャルリードで毎秒4950MB前後、シーケンシャルライトで毎秒4250MB前後まで上昇している。

帯域にはまだ余裕があるため、コントローラーやファームウェアの成熟次第ではさらに高速な製品が登場することもありえるだろう。とにかく高速なストレージを求めるのであれば、ぜひとも導入したいところだ。

原稿執筆時点で国内販売されているPCIe 4.0対応のSSDは、Corsairの「MP600」シリーズ、GIGABYTEの「AORUS NVMe Gen4 SSD」シリーズ、CFD販売の「PG3VNF」シリーズのみ。いずれも容量1TBモデルと2TBモデルをラインアップしているが、この記事では各メーカーの1TBモデルのサンプルを使用して、それぞれの製品の性能に迫ってみよう。

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