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クトゥルフ神話ベースのインディーホラーゲーム「Amnesia: Rebirth」はRadeon RX 5500 XTでも快適!(1/3)

松野将太 編集● ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

GPUには「Radeon RX 5500 XT」を搭載したASUSの「DUAL-RX5500XT-O8G-EVO」を用意。フレームレートを検証した

■ゲームタイトル:Amnesia: Rebirth
■メーカー名:Frictional Games
■価格情報:3090円
■公式サイト:https://amnesiarebirth.com/

人気インディーホラーゲーム「Amnesia」シリーズ新作が登場

暗闇を恐れる主人公、倒せない敵、クトゥルフ神話をベースにした世界設定などの要素を盛り込み、インディータイトルながら人気を博したホラーゲーム「Amnesia: The Dark Descent」。北欧スウェーデンのインディーゲームスタジオ「Frictional Games」の開発タイトルで、すでにリリースからはまる10年が経過しているものの、PCゲーム販売プラットフォーム「Steam」上ではレビュー総数1万3558件、評価「圧倒的に好評」とユーザーからの評価も高く、定番のホラー系タイトルとして定着していると言っていいだろう。

クトゥルフ神話をベースとしたSF色が強い「Amnesia」シリーズ

2020年10月21日にSteamでリリースされた「Amnesia: Rebirth」は、そんな「Amnesia: The Dark Descent」の正統な続編と言えるタイトルだ。暗闇に長く居続けることで左右される正気度、記憶喪失(Amnesia)を患った状態の主人公、探索の中で襲い来る謎の怪物……といった「Amnesia」シリーズのエッセンスを引き継ぎつつ、前作までの物語とはまた違ったストーリーが展開されていく。現時点で日本語がサポートされていない点には注意が必要だが、英語字幕は表示可能で、謎解きパートの進行にも言語知識は必要ではない。英語に堪能でなくとも、問題なくプレイは可能だろう。

アルジェリアの砂漠に1人取り残された主人公「Tasi」。前後の記憶を失っており、洞窟に迷い込むことになる

主な舞台となるのは、北アフリカ・アルジェリアの砂漠にある謎の洞窟。1937年、調査チームの製図技師として洞窟に赴いた主人公「Tasi」は、墜落した飛行機の中で目を覚ますが、その時点で一定期間の記憶を失っているらしく、わずかな記憶の断片しか思い起こすことができない。加えて何らかの病を患っているらしい彼女は、服用していた薬を飲みつつ、手に持ったスケッチブックを頼りに、同じようにアルジェリアを訪れていた夫「Salim」や仲間の姿を探して洞窟に迷い込んでいく。

探索で真っ先に直面するのは、洞窟内にある暗闇と、時折訪れることができる謎の空間だ。同時に様々な記憶がフラッシュバックすることで、彼女の過去や内面が徐々に明らかになっていく。

明かりのない場所は極端に暗く、足を踏み出すのがためらわれる

探索にあたって重要になるのは、暗闇に晒されることで低下していく正気度のコントロールだろう。プレイヤーは一定時間暗闇に晒されることで、視界が狭まる、鼓動が高まるといった制約が発生し、限界まで負荷が高まるとゲームオーバーになってしまう。これを防ぐ方法として用意されているのが、アイテムとして所持できるマッチと、マップ各地にある燭台だ。

明かりとなるアイテムを使用することで正気度はすぐに回復するものの、マッチはすぐに燃え尽きてしまう上、数に限りがある。燭台に火を灯せばその場で燃え続けてくれるため、必要な場所の燭台にしっかりと明かりを灯しておくことが重要になるわけだ。

暗い場所では視界などに制限がかかり、負荷が限界を超えるとゲームオーバーに

マッチは数に限りがあるが、探索によって見つけることで補給できる。同じように、ランタンを手に入れれば、燃料は必要になるものの、燭台のない場所でも一定時間の明かりを確保可能だ。これらのリソースをしっかり活用し、同時にマップ各地点に用意された謎解きをこなしていくのが基本的なゲームの進行方法となる。

しっかり探索をしなければマッチや燃料の補充ができないため、時にはあえて暗闇に晒されることも厭わずに行動しなければならない。ホラーゲームとしての適度な緊張感をプレイヤーに与えるこの仕組みは「Amnesia: The Dark Descent」からしっかりと継承されていると言える。

時には怪物が行く手に立ちふさがることも

さらに、場合によっては襲い来る怪物から隠れたり、追いつかれないように逃げることが必要になってくる。とはいえ本作の場合、近年話題になった同じインディーホラーゲーム「Shadow Corridor」のように常に追われ続けるわけではなく、あくまで特定のロケーションでそうした場面が発生するだけ。だいたいの場面はワンシーンを凌いでしまえばOKなので、心理的圧迫感はほどほどで、探索のいいスパイスになっていると感じられた。

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