AMDは10月24日、Oracle OpenWorld 2018にて「Oracle Cloud Infrastructure」上で「AMD EPYC」プロセッサーベースのインスタンスを提供すると発表した。これにより、オラクルはAMD EPYCのベアメタル版を有する最大のパブリック・クラウド・プロバイダーとなった。
AMD EPYCプロセッサーを基盤にした「Eシリーズ」では、初のインスタンスタイプとして、ベアメタルの「Standard E2」を10月24日に提供開始する。1コアあたり1時間0.03米ドルのAMD EPYCインスタンスは、一般的な汎用インスタンスよりも最大66%の低コストを達成し、優れたコスト効率を実現したという。
ベアメタル版にくわえて、1/2/4/8コアの「VM Shape」もリリース。AMD EPYCが提供するセキュリティー機能やコア数、メモリー帯域幅、I/O機能を搭載している。汎用的なクラウド・コンピューティングおよびオラクルのアプリケーションに対応しているとのこと。
今回発表となったインスタンスは、Oracle Cloud Infrastructureの米国イースト・アッシュバーン・リージョンにてすでに提供を開始している。ロンドンでは10月末、そのほかの米国と欧州のリージョンでは2018年中に提供予定とする。