次はNVIDIA肝入のゲームの筆頭でもある「Battlefield V」を試す。DirectX12モードで画質はプリセット“最高”相当とした。シングルプレイ用キャンペーン“ティライユール”の“平等”ステージにおける一定のコースを移動する際のフレームレートを「OCAT」で測定している。もちろんDXRは使用していない。
「Battlefield V」DX12、1920×1080ドット時のフレームレート
「Battlefield V」DX12、2560×1440ドット時のフレームレート
「Battlefield V」DX12、3840×2160ドット時のフレームレート
BFVではどの解像度でもRadeon VIIがわずかにRTX 2080を上回るという予想外の結果となった。せいぜい2％～4％と小幅な勝利だが、NVIDIAの社運をかけてRTX 20シリーズに最適化しているゲームであっても、エンジンとの相性が良ければRTX 2080同等以上の性能が出せるといったところだ。
ゲームの最後に、Radeon VII受領直後に封切られSNS等で一気にバズったEAのバトルロイヤル系FPS「Apex Legends」も試してみた。Vega 64環境に組み込んだドライバーにはいち早くApex Legendへの最適化が入っているが、Radeon VIIのレビュー用ドライバーにはないことはほぼ確実。よって相当なハンデを背負ったテストと念頭に置いておく必要がある。
今回はラグドール以外の設定を一番重くなるように設定し、トレーニングマップ内の一定のコースを移動する際のフレームレートを「OCAT」で測定した。
「Apex Legends」1920×1080ドット時のフレームレート
「Apex Legends」2560×1440ドット時のフレームレート
「Apex Legends」3840×2160ドット時のフレームレート
このゲームも最高画質設定ではVRAMを8GB以上が推奨となるため、Vega 64やRTX 2080ではVRAM不足を警告するメッセージが出現する。ただBIOHAZARD RE:2と同様にVRAM8GBだと動けなくなるという訳ではない。
むしろRTX 2080はRadeon VIIに対しWQHD以上で10～14％程度高いフレームレートを出せている。ただ前述の通りドライバーの最適化がされてない状態なので、今後差が縮まる近くなることは十分考えられる。
