Radeonの最小フレームレートが高くDOA6が安定感高く遊べた!
検証は4つのビデオカードを、グラフィック機能未実装ながら低価格を実現した「Ryzen 5 2600」(6コア12スレッド、3.4~3.9GHz)搭載デスクトップPCに装着して、DOA6がどのくらいのフレームレートで動作するのかを「Fraps 3.5.99」で計測した。検証環境は以下のとおり。
「検証機の主な仕様」 | |
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CPU | AMD「Ryzen 5 2600」(6コア/12スレッド、3.4~3.9GHz) |
ビデオカード | ASUS「ROG-STRIX-RX580-O8G-GAMING」、ASUS「ROG-STRIX-RX590-8G-GAMING」、ASUS「ROG STRIX-GTX1060-O6G-GAMING」、ASUS「ROG-STRIX-GTX1660TI-O6G-GAMING」 |
マザーボード | MSI「B450 GAMING PLUS」(B450 AT) |
メモリー | CORSAIR「CMW16GX4M2Z2933C16」(16GB DDR4-2933) |
システムドライブ | サンディスク「SDSSDHII-480G-J25C」(256GB SSD) |
データドライブ | ウェスタン・デジタル「WD20EFRX」(2TB HDD) |
OS | Windows 10 Pro 64bit |
DOA6の設定は、標準だとフルHDなので、液晶ディスプレーの最大解像度に合わせて2560×1440ドットに設定。画質設定は、「エフェクトの品質」だけ標準の「低」から「高」に上げ、より戦闘がキレイに見える環境にして検証を行なった。
結果は上記の通り。最大フレームレートがFrapsの表示だと60を超えているが、ゲームの最大解像度で頭打ちになっていると考えて良い。注目すべきは最小フレームレートで、戦闘中必ずしも同じ表示になることはないので、あくまで参考値になるが、Radeonの2枚だけが43fpsと最も高く、平均フレームレートで勝っているGTX 1660 Tiよりも高い結果を得た。平均フレームレートでは、Radeon RX 590もややGTX 1660 Tiより低いが、Radeonはシーンによって極端にフレームレートが落ちず、優秀であったことがわかる。
また、あくまでASUS製品に限ったことにはなるが、今回のフレームレートの結果を踏まえ、製品の実売と1フレームレートあたりの単価を表にしてみた。
製品名 | 実売価格 | 1フレームの単価 |
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ROG-STRIX-RX580-O8G-GAMING | 3万4500円前後 | 約627円 |
ROG-STRIX-RX590-8G-GAMING | 4万6000円前後 | 約801円 |
ROG STRIX-GTX1060-O6G-GAMING | 5万円前後 | 約924円 |
ROG-STRIX-GTX1660TI-O6G-GAMING | 5万5000円前後 | 約936円 |
結果、1フレームあたりの単価が最も安かったのはRX 580で、次いでRX 590という結果になった。
コスト重視ならRX 580
今後も考えるならRX 590がオススメ
今回の検証でプレイしてみた感想としては、最大フレームレートがどれもゲームの最大フレームレートに達しているため、体感としてはほぼ同じ。あくまでコスト重視で選ぶならRX 580、今後の別のゲームのことも考えれば、GTX 1660 Tiよりも1万円あんかでほぼ平均フレームレートに差がないRX 590が望ましいだろう。
デスクトップPCの最大のメリットはすべてのパーツを交換できることにある。家庭用ゲーム機、たとえばPS4だとストレージなら交換できるが、デスクトップPCならCPUやメモリー、ビデオカードの交換も可能だ。また、家庭用ゲーム機だと、新しいゲーム機が発売されたら、最新ゲームは新しいゲーム機がないと遊べないが、デスクトップPCならビデオカードだけ交換してしまえば、最新ゲームを快適に動作させて遊ぶこともできる。
今回の結果は、あくまでRadeon搭載機にオススメなFreeSync 2対応液晶に合わせた結果であったが、DOA6のようにHDRに非対応のゲームを中心に遊ぶことを考えているなら、応答速度が速く、高リフレッシュレートで、解像度が4KのFreeSync液晶を選び、よりハイエンドなビデオカードと組み合わせ、高解像度な映像美を楽しむのもあり。
これからPCでゲームをプレイしたい、今のPCスペックに不満があるといった人は、まずはコスパの良いRadeonシリーズの購入を検討してみてはどうだろう。