今回入手した低TDPモデルのうちRyzen 3 2200GEはRyzen 3 2200Gの低TDPモデルであるが、もう一方のRyzen 5 PRO 2400GEはビジネスプラットフォーム向けでありAMD公式のCPU比較表を見る限り、Ryzen 5 2400GEとはサポートされている機能が異なるだけで、処理性能は同等と考えられる。恐らくコアも同一のものだと思われる。(PROが付くモデルはAMD RyzenMasterユーティリティやRadeon FreeSyncテクノロジーの記載がない)
検証用のマシンにはRyzen 5 PRO 2400GEとRyzen 3 2200GEを公式サポートしているASRock製のマザーボード「B450M Steel Legend」を使用した。B450チップセット搭載モデルとしては後発であり、MicroATXでありながら豊富な拡張性やLED装飾などのトレンドをしっかり押さえており完成度は高い。
個人的にはCPU用電源を生成しているVRM部分に大きなヒートシンクが取り付けられ、非常に心強く感じる。ディスプレイ出力にHDMIとDisplayPortが採用されており、PC用ディスプレイと家庭用テレビにも接続できる。価格も多機能モデルながら1万円強と安価であり、RyzenAPUを活かすのに良いだろう。
検証用マシンの構成 | ||
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CPU(APU) | Ryzen 5 2400G / Ryzen 3 2200G | |
メモリ | Crucial「BALLISTIX BLS4K4G4D240FSB」(DDR4-2400 4GB×2) | |
マザーボード | ASRock「B450M Steel Legend」 | |
グラフィックス | APU内蔵グラフィックス | |
グラフィックスドライバ | 19.5.1 | |
SSD | Samsung「750 EVO」(120GB SATA) | |
電源 | KEIAN「KT-AP600-AXG HC」(600W) | |
OS | Windows10 PRO 64bit 1809 |
正式サポートされているマザーボードを使用しているので、UEFI上でもちゃんと認識されている。Ryzen 5 PRO 2400GEはしっかりと「PRO」と表示されてるところに注目したい。
CPU-Zでも正常に表示されており、Windows上での認識も問題ないようである。グラフィックスドライバ・パッケージも通常モデルと同じものを使用する。