やはり消費電力は低い!特にRyzen 3 2200GEは優秀だ!
ベンチマークでは3DMarkのCloud Gateを除き、ほぼすべての項目で通常モデルと低TDPモデルの大きな性能差は見られなかった。そうなると気になるのは消費電力の方である。各種負荷のかかる条件で消費電力とCPU温度を確認してみた。
CPU温度の測定として、CPUクーラーは少し古い製品だがサイズの「侍ZZ Rev.B」を使用し、マザーボードに付属するASRock純正のユーティリティ「A-Tuning」にて回転数を70%(約1700rpm)に固定した状態で各種5分間経過後(CINEBENCHのみベンチ換装間際)の温度をHWMonitorにて測定した。
■OCCT(CPU)
まずは定番のOCCTでCPUに負荷を加えてみた。
低TDPモデルが通常モデルよりも消費電力が低いことが確認できた。Ryzen 5 PRO 2400GEよりもRyzen 3 2200GEの消費電力の下げ幅が大きい。スレッド数が少ないことで消費電力を下げやすいのかもしれない。CPU温度もRyzen 3 2200GEの低発熱が目立つ結果となり非常に扱いやすい印象を受ける。
■OCCT(CPU)
今度はOCCTでGPU側に負荷を加えてみた。
こちらもOCCT CPU同様、低TDPモデルの消費電力が低い。ただし、CPU負荷時に比べると下げ幅は小さくなっている。CPU温度はほとんど差がなく均一になっている。低TDPモデルは主にCPUクロックを制御しているのかもしれない。(ツールで各クロックを確認すると両方目まぐるしく変化するので切り分けはできないが……)