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話題の「Ryzen 5 3400G」と「DeskMini A300」でギャルゲー専用PCを組んだ (1/4)

文●松野将太 編集●ASCII編集部

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

 

 先日たまたま用事があってアスキー編集部を訪れたのですが、突然近づいてきた全ギ研(全日本ギャルゲー研究所)所長の南田さんから、「俺のギャルゲー専用PCを組むってバイトがあるんだけど、どう?」と挨拶代わりにワリと最低な仕事を持ち掛けられました。

 即刻断ってやろうと思ったのですが、「組み立てる様子を記事化したら松野くんはお金が手に入る。自分はPCを組まなくてもギャルゲーがすぐに楽しめる。つまり、Win-Winな関係じゃない?」という極めてクレバーな提案があったため、二つ返事で引き受けてしまい現在に至ります。お金に目がくらむと駄目ですね。

「Ryzen 5 3400G」と「DeskMini A300」。APUとDeskMiniの組み合わせは、コンパクトな製品がよく売れる日本市場の特性もあり、密かなブームを巻き起こしています

 南田さんが事前に用意していたのは、昨今世間を賑わせているAMD Ryzenの最新APU「Ryzen 5 3400G」と、今年初めごろから人気を集めているASRockの小型ベアボーンキット「DeskMini A300」という、流行りどころを的確に押さえたセットでした(編集部注:敏腕ライター松野さんの記事を見た日にポチりました)。

 この組み合わせだと、設置スペースやコストを下げつつ中負荷程度のゲームが遊べるPCが完成するため、自室にPCの置き場がない、手ごろなセカンドPCが欲しいという人など、幅広い層のユーザーにおすすめできます。「PCはギャルゲー専用の動作環境」と盲信する南田さんにはやや過剰なスペックですが、魅力的なチョイスなわけですね。

全ギ研所長の南田さん。今使っている古いPCだとイリュージョンの「コイカツ!」のライブシーンがぜんぜん始まらず、おっさんなので開始を待っている間に寝てしまうらしい

 オススメできるのは間違いないのですが、3000番台のAPUとDeskMini A300を使ったPC自作では、組み立て時に注意が必要な点がいくつかあります。以下にPCの構成や手順、気をつけるべきポイントを紹介していくので、同じようにDesk Miniでの自作にチャレンジする方の参考になれば幸いです。

用意したPCパーツ

①AMD「Ryzen 5 3400G」

 7月7日に登場したばかりの第2世代Ryzen APUです。CPUおよび内蔵GPUの動作クロックが前世代から微増していて、性能的には第1世代Ryzen APUのマイナーチェンジ版に近い仕様と言えます。あらたに自動オーバークロック機能「Precision Boost Overdrive」に対応しつつ、従来より冷却を強化するためにソルダリングTIMの採用、同梱のCPUクーラーがTDP95Wまで対応の「Wraith Spire」に変更されるといった進化を果たしています。

ソケットが前世代から変わらないため、デザインにも大きな変更はなし
CPUクーラーは「Wraith Spire」を同梱。ただし後述しますが、DeskMiniとの組み合わせでは使用できません

②ASRcok「DeskMini A300」

 著名マザーボードメーカーとして知られるASRockがリリースした小型PCのベアボーンキット。コンパクトな筐体を採用しながら、APUを組み合わせることでそこそこのゲーミング性能を実現できるのが大きな特徴です。余談ですが、ASRockの製品はそのユニークなコンセプトから“変態”の二つ名で呼ばれることも多いため、ナチュラルボーン変態の南田さんにはぴったりだと思います。

オプションのWi-Fiキット。搭載することでワイヤレス通信が可能になります
同じくオプションのCPUクーラー。TDP65Wまで対応です

 オプションのWi-FiキットやVESAマウントキットによる拡張性や取り回しの良さも魅力のひとつ。それほどのスペックを求めないのであれば、これ1台で満足という人も多いでしょう。

現時点でDeskMiniに第2世代APUを搭載するためには、事前にVGAドライバーとBIOSの更新が必要になります。購入時に追加費用を払うことでBIOS更新を代行してくれる店舗もあるため、新規購入の場合は利用するといいでしょう

 注意しなければいけないのが、本体のBIOSバージョンです。DeskMini A300で「Ryzen 5 3400G」を使用するためにはBIOSバージョンを「P3.50」以降に更新する必要があり、現時点では若干導入のハードルが高くなっています。現在販売されている製品は最新BIOSが適用されていないようなので、第1世代APUを所持している人は一度旧APUでVGAドライバーとBIOSの更新をかけてから、旧APUを持っていない人は購入時にBIOS更新を代行してくれる店舗を利用するなどして対応しましょう。

③Kingston「HyperX HX429S17IBK2/32」

 ノートPCや小型PCで用いられるSODIMMタイプのDDR4メモリーです。DDR4-2933対応で、容量は16GB×2と大きめ。これだけ容量があれば、一般的な用途で困ることは基本的にないと思います。DeskMini用のメモリーを購入するときは、必ずSODIMMタイプの製品を購入するようにしましょう。

④ウエスタンデジタル「WD Blue SN500 WDS500G1B0C」

 容量500GBのM.2 NVMe SSDです。DeskMini A300には基板の表と裏それぞれに1つずつ、計2つのM.2スロットが用意されており、この手の高速SSDも問題なく利用できるようになっています。今回の組み立てではストレージを2つ用意していますが、こちらをシステムドライブとして運用します。

④ウエスタンデジタル「WD Blue WD20SPZX」

 データ保存用のドライブとして運用する2TBのHDDです。DeskMini A300には2.5インチ用のシャドウベイも2つあるため、計4つのストレージを運用できることになります。小型ながら、拡張性が高いのはうれしいポイントです。大量にゲームを保存しておくのであれば、最低でもこのぐらいの容量は欲しいところですね(編集部注:先日のPrime Now祭りでシーゲイト「ST2000LM015」(2.5インチ、2TB)が4429円だったので発作的に購入。RAID運用します)。

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