※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)
CrystalDiskMarkで
速度と圧縮率の影響を確認
次に定番のSSDベンチマークソフト「CrystalDiskMark 6.0.2」で速度と圧縮率の影響を確認してみる。データサイズは1GiBとし、圧縮率が低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率が高い「All 0×00 (0Fill)」のデータ形式ごとに計測した。
Corsair「CSSD-F1000GBMP600」
GIGABYTE「GP-ASM2NE6100TTTD」
CFD販売「CSSD-M2B1TPG3VNF」
速度に関しては、おおむね公称スペック通りの結果が出ている。3製品が横並びなのは「AS SSD Benchmark」と同じ傾向だが、圧縮率が高い0Fillの計測ではシーケンシャルリードの速度が1000MB以上低下し、4Kランダムリードに若干の有意な速度アップが見られるというのがやや奇妙だ。
特にシーケンシャルリードの顕著な速度低下に関しては、おそらく最適化の不足によるものと思われる。PCIe 3.0環境のSSDは最適化が進んでいたため、このような症状はほとんど見られなくなっているが、なにぶんPCIe 4.0は初物なので、多少のユニークな挙動には目をつぶる必要があるかもしれない。
データサイズによる性能の影響はわずか
引き続き「CrystalDiskMark 6.0.2」を使って、主にデータサイズによる性能への影響を確認していこう。データサイズは50MiB~32GiBまで、現在ソフト側で用意されている9種類すべてのプリセットを利用してテストを実施している。
Corsair「CSSD-F1000GBMP600」
GIGABYTE「GP-ASM2NE6100TTTD」
CFD販売「CSSD-M2B1TPG3VNF」
相変わらずの横並びだが、ここでもシーケンシャルと4Kランダムの速さが際立つ結果となっている。データサイズごとの違いは一見するとほぼなさそうだが、3製品ともサイズが大きい16GiBと32GiBの計測では4Kランダムライト(Q8T8)の値が大きく低下した。この点も最適化不足によるものと推測されるが、それ以外はサイズによる影響がほとんど見られなかった。