AMD HEROES

twitter
facebook
line

【AMDチップセットマザーボードレビュー第1回】

コスパ優秀!堅牢電源回路と機能満載なASRock「X570 Taichi」(1/4)

AMD HEROES編集部

最新機能を満載しつつ、コストを抑えたASRock「X570 Taichi」

なにかと話題を集めている第3世代Ryzenシリーズにあわせて登場したAMD X570搭載マザーボード。各社から数多くの製品が登場している。

第3世代Ryzenに最適化されているほか、次世代インターフェースとなるPCI-Express4.0を活用できるAMD X570搭載マザーボードは文句なしにイチオシだ。しかし、2万円前後のミドルレンジから、5万近くのハイエンド、そして6~9万円台に達するエンスージアストまで、30製品近く登場しており、どれを選べばいいのやら迷ってしまう。

ここでは、そんなAMD X570チップセットを搭載したマザーボードを1製品ごと、しっかりと見ていきたい。

コスパに優れたハイエンドマザーボード

X570 Taichi
●ASRock
実売価格 4万500円前後

10種類のX570マザーボードをラインアップするASRock。ハイエンド3モデルのなかのひとつが、「X570 Taichi」だ。実売価格は4万500円前後

X570マザーボードチェックの栄えある1製品目は、ハイエンドクラスの機能やギミックを備えつつ、コストパフォーマンスを追求することで発売以来、世界で人気となっているASRock「Taichi」シリーズに属する「X570 Taichi」だ。

16コア32スレッドのメニーコアCPUを安定動作させる堅牢な電源回路設計に、MOSFETの熱を放熱する大型ヒートシンクやチップセット冷却用小型ファン。

さらにPCIe4.0×4サポートの3基のHyper M.2スロットや、次世代のWi-Fi6対応の無線LAN、Thunderbolt 3を増設できる専用コネクターなどといったハイエンドクラスのギミックを搭載している。それでいて価格は、4万円前後と「Taichi」シリーズらしいコスパを抑えた価格を実現している。

AMD謹製CPUクーラーの「Wraith Prism」など向けのRGB LEDヘッダーピンとUSB端子(1列4ピン)をCPUソケット側に装備。細かな気配りが◎

IOポートカバー部やチップセットカバー部、マザーボード右側裏面にLEDイルミネーションを搭載。PC内部を派手に彩れる

「ASRock Polychrome RGB」を導入することで、LEDデバイスをOS上からカスタマイズできる。LED内蔵メモリー定番のG.Skill「Trident Z RGB」も制御下に置ける

AMDプラットフォームでは初となるThunderbolt 3の増設ポート(Thunderbolt 3 AIC R2.0)を装備している

UEFIは、「Taichi」シリーズおなじみのギアがデザインされた「Advanced Mode」のみになる。メモリークロックなどは「OC Tweaker」タブで調節する

「X570 Taichi」の主なスペック
対応ソケット Socket AM4
チップセット AMD X570
フォームファクター ATX
メモリースロット DDR4×4(最大128GB)
対応メモリークロック DDR4-4666+(OC)〜3466(OC)、DDR4-3200/2933/2666/2400/2133
拡張スロット PCI-Express4.0x16×3(x16、x8/x8、x8/x8/x4)、PCI-Express4.0x1×2、垂直M.2(Key E)×1
ストレージインターフェース SATA3(6Gbps)×8、Hyper M.2(PCIe4.0x4/SATA3)×2、Hyper M.2(PCIe4.0x4)×1
ネットワーク ギガビットLAN(インテル I211AT)、IEEE 802.11ax/ac/n/g/b/a、Bluetooth 5.0
サウンド 7.1ch HDオーディオ(Realtek ALC1220)
リアインターフェース USB3.2 Gen2 Type-A×1/Type-C×1、USB3.2 Gen1×6、PS/2ポート×1、HDMI2.0×1、オーディオ端子×5、SPDIF端子×1、アンテナ端子×2、CMOSクリアスイッチ×1、BIOS Flashbackスイッチ×1
M/B上インターフェース AMDファンLEDヘッダー×1、RGB LEDヘッダー×1、アドレサブルLEDヘッダー×1、Thunderbolt AICコネクター×1、USB2.0ヘッダー×2、USB3.2 Gen1ヘッダー×1、フロントパネルType-C USB3.2 Gen2ヘッダー×1、電源ボタン×1、リセットスイッチ×1など

※Ryzen 3000シリーズ(Matisse)搭載時

この記事もおすすめ

PAGE TOP