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【話題のPCゲームピックアップ!第7回】

ブラックユーモア満載なやりこみシューター「ボーダーランズ 3」はRX 5700XTどれだけ遊べる!?(1/3)

文● 松野将太 編集● AMD HEROES編集部

GPUには「Radeon RX 5700XT」を搭載したASRockの「Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」を用意。フレームレートを検証した

■ゲームタイトル:ボーダーランズ 3
■メーカー名:2K/テイクツー・インタラクティブ・ジャパン
■価格情報:7400円+税
■公式サイト:https://2kgames.jp/borderlands3_jp/

前作ゆずりの“シューティングRPG”の面白さ、日本語ローカライズにも注目

ダンジョンに侵入し、敵を倒して装備を強化していくハック&スラッシュRPGの様式をシュータージャンルに持ち込み、“シューティングRPG”ジャンルの火付け役になった「ボーダーランズ」シリーズ。スキルと武器を組み合わせたキャラクタービルドの幅の広さはもちろん、おかしな登場人物や悪ノリがはびこる独特の世界観やポップなアートスタイルの組み合わせが大きな人気を博した「ボーダーランズ 2」は、ゲーム販売プラットフォーム「Steam」の隆盛やPCゲーミングの普及とともに日本国内でも知名度を獲得し、長く愛されるタイトルになっている。

そんなシリーズの7年ぶりの新作である「ボーダーランズ 3」は、退廃的な世界観とブラックユーモアを織り交ぜた独特の魅力を引き継ぎ、正統進化を遂げたタイトルだ。前作同様、手堅いライフルやマシンガン、ふざけたギミックのあるおもしろ兵器など、さまざまな兵器で敵を倒す爽快感と、やりこみによる装備の強化、ハチャメチャなストーリーやサブイベント、会話劇などを存分に楽しめる。

敵からドロップする武器にはレアリティが設定されており、効果も武器種によってさまざま

ルート系ゲームにおいてはしばしば取りうるカスタマイズの幅がタイトルの評価にもつながりがちだが、本作もその期待は裏切らないだけの豊富な銃器とパーツが用意されているようだ。合計9社の武器メーカーから複数タイプの銃がリリースされており、メーカーごとの特色があるため、同じ武器種でも性能は大きく変わってくる。

さらに、ランダムに付属するスコープなどのパーツの組み合わせにより細かい性能が変わるため、組み合わせの総数は1億を超えるとのこと。なお、今作は武器スキンが実装されたことで、武器自体の見た目を変更させることも可能となっている。

銃器のラインアップは、自立駆動型の防弾シールドがついた武器、足の生えた銃、火を噴く火山を呼ぶ銃、悪態をつきながら敵を追いかけ回す銃といった、シリーズならではの極めてユニークなものが用意されている。

レア度は5段階で、珍しいものほど出現率は低く、付属パーツは完全にランダム。オンラインプレイではフレンドと協力も可能だが、同じキャラクタや同じ武器を使っていても、ビルドの違いでプレイスタイルが大きく変わる、といったことも起こるだろう。やりこみ派のユーザーにとっては歓迎できる仕様だ。

世界設定とミスマッチな軽いノリが本作の魅力のひとつ。軽口を叩く登場人物同士の会話劇や、ときおり依頼されるどうしようもなくくだらないサブストーリーを、完璧と言っていいローカライズで堪能できる

また、作品の魅力を引き出す要素のひとつとして、ストーリーを盛り上げる日本語のローカライズに並々ならぬ努力が注がれているのも見逃せないポイントと言える。決して希望に満ち溢れているとは言えない世界設定で、終始ふざけたポジティブなノリのストーリーが展開されるギャップは本作の特徴だが、翻訳作品の雰囲気づくりにはローカライズが大きな影響を及ぼすのは言をまたないだろう。

本作では、「怒っている」と言えばいいところを「激おこ」と言ってみたり、銃を連射する敵が「ずっと俺のターン!」と叫んでいるなど、普通の海外製ゲームではお目にかかれないような俗語やスラングが多用されていて、ゲーム全体のハチャメチャ感に拍車をかけている。思わず笑ってしまうようなものも多く、海外製シューターに硬派なイメージを抱いている人でもとっつきやすいのは、本作の大きな利点と言っていい。

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