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Ryzen 9 3950Xはワッパ最強!9980EXにも勝る無双っぷりを検証(6/9)

文●加藤勝明(KTU) 編集● ジサトラハッチ/ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

Blenderではわずかながら9980XEに勝利!

では実アプリベースのベンチマークに入ろう。ここから先はEcoモードでの比較は時間の都合上カットした。

まずは3DCG系の代表として「Blender」を試してみよう。「barbershop_interior_cpu」をCyclesレンダラーで1フレームレンダリングする時の時間を比較する。

「Blender」のレンダリング時間

Ryzen 9 3950Xの処理時間は8コア16スレッドのCPUのほぼ半分、という分かりやすい結果となったが、ここではCore i9-9980XEが僅差ではあるが勝利した。物理18コアの意地を見せたというべき結果だが、Core i9-9980XEの実売価格(原稿執筆時点で最安12万円、大手通販で21万円〜)を考えると、Ryzen 9 3950Xの圧倒的なお買い得感が強調される。

Ryzen 9 3950XのCPU価格は決して安くないが、HEDT向けプラットフォームに比べるとマザーボードの導入費用が圧倒的に安い。とにかく計算力だけ揃えたい(マザーボードの耐久性云々は別として)という場合、Ryzen 9 3950Xは極めて有効なソリューションになるだろう。

同じレンダリング系だが「V-Ray Next Benchmark」も試してみよう。このベンチではCUDAを使ったGPUレンダラーとCPUのみを使うレンダラーが試せるが、今回は後者のみを利用する。

「V-Ray Next Benchmark」の結果

Blenderと違いこちらは計算量なのでスコアが高いほど優れている。ここではBlender以上にCore i9-9980XEがHEDT向けハイエンドの意地を見せた結果となった。Ryzen 9 3950Xも十分速いが、コア数の差はいかんともし難いものがあるようだ。

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