気持ちよく打鍵できるキーボードと操作性のいいタッチパッド
15インチクラスのノートPCではキーボードにテンキーを搭載しているモデルが多いが、Surface Laptop3は、あえてテンキーを排除。これによりホームポジションが画面の中央近くとなり、違和感なく入力できるようになっている。また、タッチパッドが大きいのも特徴で、広い画面でも快適に操作できるのがうれしい。
テンキーを搭載せず、ホームポジションがほぼ中央にくるという使いやすいレイアウトを採用。もちろん、キーピッチにも余裕がある
キーはしっかりと押した感触があり、薄型ノートにありがちな底打ち感は少なめ。打鍵感がしっかりしているだけに、キー入力で不満に感じることはまずないだろう。もちろん手のひらの検知はしっかりとできており、キー入力中にタッチパッドに触れてしまっても、ポインターが動いてしまうという問題は起こらなかった。
少々割り切りが必要なのは、インターフェース周辺だ。大型のノートPCながらUSBはType-CとType-Aが各1つずつしかなく、ハブを使わなくては多数の機器を接続することは難しい。また、Type-Cは公式にはPD非対応となっており、充電はACアダプターが必要だ。
このACアダプターは専用コネクターとなっているので、周辺機器や他のノートPCとの汎用性はない。ただし、マグネット式となっているため、着脱が簡単にできるのはうれしいところ。ケーブルに足を引っ掛けてしまってもすぐに抜けるので、ノートPCを机の上から引きずり落としてしまうという不幸な事故を未然に防げるからだ。
主なインターフェースは、左側面のUSB×2のみ。メインPCとして使う場合、USBハブを用意しておきたい
マグネット式で簡単に着脱できる専用の電源コネクター。ケーブルを引っ張ると簡単に抜けてくれるのがありがたい
また、ACアダプターにはUSB Type-Aを1つ装備されており、ここから周辺機器への給電や、スマホの充電などが可能。PC利用時にモバイルバッテリーを充電しておく、といったことも可能だ。
ACアダプターにはUSBポートも装備。スマホやモバイルバッテリーの充電、周辺機器への給電などで活躍してくれる
オールラウンドに使えるメインPCとして気になる1台
モバイルPCとして見てしまうと1.5kgを超える重量は常時持ち歩くには重たく、また、15インチというサイズも持ち出せるカバンを選ぶという点で不利となる。しかし、デスクトップPCと違って家や会社内で気軽に場所を移動できるため、いつでもどこでもメインPCが使えるというのは思っている以上に快適だ。
趣味から仕事、ゲームまでこなせるノートPCが欲しいと考えているなら、ぜひチェックして欲しい1台だ。
