Ryzen 9 3950X& Radeon RX 5700XT環境での快適度は?
では、「レッド・デッド・リデンプション2」がAMDプラットフォームでどの程度快適に動作するかを試してみよう。テストにあたり用意したのは、発売されたばかりの16コア/32スレッドの「Ryzen 9 3950X」、および最新の「Navi」こと「Radeon RX 5700XT」を搭載したASUSの「ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMING」だ。
本製品の画質設定は極めて多岐に渡り、すべてを適用すると処理が非常に重くなる。加えてプリセットがないため、計測はすべての項目をもっとも重くなるよう設定した状態と、初期状態での2パターンの計測を実施した。フルスクリーン環境で、解像度フルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)の3パターンをそれぞれ選択し、計測にはゲーム内ベンチマークモードを使用している。
画質設定をいじらない状態では、フルHD解像度で平均100fps以上の快適なゲームプレイが可能だ。最小フレームレートはいずれの解像度でもあまり差がなく、それほど参考にならない。一方で、画質を最高状態まで引き上げたときの処理の重さはかなりのもの。フルHD解像度ですら平均60fpsを割り込んでしまい、4K解像度にいたっては、ビデオメモリーの不足によりテストが実行できなかった。グラフィックスは非常に美麗になるものの、もともとの画質もそれほど悪いものではないので、設定をそれほど欲張らないほうが快適なパフォーマンスを得られそうだ。
待望のPC版、イベントの作りこみやボリュームはさすがの一言
コンシューマー版の発売から約一年を経てPC版がリリースされた「レッド・デッド・リデンプション2」。サブイベントや突発イベントの豊富さは特筆すべきで、広大なアメリカ西部の大地を散歩しているだけで楽しさが感じられる。ストーリーモードはもちろん、他のプレイヤーとカウボーイ生活を体験できる「Red Dead Online」を楽しむ余地もあり、ボリュームに関しては文句なしと言っていいだろう。検証で見た通り、PCスペックはそれなりのものが要求されるが、年末にじっくりプレイするタイトルとしてオススメしたい。