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AMD LINKで外出先からアクセス可能に! 「Radeon Software Adrenalin 2020 Edition」を発表(3/4)

ジサトラ ハッチ 編集●ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

「Integer Display Scaling」にてドット絵がぼやけない

また、ユーザーから最も要望があった機能として、新機能「Integer Display Scaling」が実装された。ドット絵で表現された低解像度のゲームを、高解像度のディスプレーでフルスクリーン表示にすると、映像が拡大され、全体的にぼやけてしまう。このような低解像度のゲームのドットをくっきりと表示し、レトロなピクセルアートスタイルの表示にするとしている。

機能名からも分かるように、ドットを整数倍で保管し、拡大して、表示がぼやけないようにするNVIDIAの整数スケーリングと同じような機能だ。Radeon Softwareで行なう場合は、セッティングのDisplayにて「GPU Scaling」をオンにした後、各ゲームの設定で「Integer Scaling」を有効化すれば利用できる。

AMDの資料にある比較を見ると、確かに左側のオフの時よりも右側のオンの時の方が、よりくっきりと表示されている

ゲームプレイ中にフレームレートを維持する
「AMD Radeon Boost」を実装

今回の目玉と言える機能が、「AMD RADEON BOOST」。ゲームプレイ中、画面を動かすと、画面が切り替わるためレンダリングが行なわれて、フレームレートが落ちる場合がある。そうした、フレームレートが落ちるのを防ぐため、画面を激しく動かした際は、ユーザーに気づかれないように解像度を落とし、フレームレートを高く維持する機能。

Graphicsの項目からAMD RADEON BOOSTのオン/オフが切り替えられる

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AMD Radeon Boostがオンになっている場合は、画面左上に小さく緑色の丸が表示される。同社によると、この機能を使った場合、Overwatchで38%、PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)で22%と、パフォーマンスが向上したとしている。ちなみに、本機能はプレイ中に実際に画面を動かした際に有効になるため、ゲームに実装されているベンチマークでは、有効にならない。

現状サポートされているゲームでは、平均23%パフォーマンスが向上したという。サポートされているゲームはOverwathch、PUBG、Borderlands 3、Shadow of the Tomb Raider、Raise of the Tomb Raider、Destiny 2、Grand Theft Auto V、Call of Duty: WWII。使用できるGPUは、Radeon RX 400シリーズ以上のGPU

また、同社は既に実装済みの「Radeon Anti-Lag」もさらに性能が向上したという。「Radeon Anti-Lag」がどういった機能なのかについては、以前ライターの加藤勝明氏が詳しく解説しているので、そちらを参照して欲しい。さらに、画像全体のシャープネス量を調整&均等化し、画面の鮮明さを向上させる「Image Sharpening」についていも引き続き実装している。

加えて、マイクロソフトの機械学習ライブラリであるDirectMLを使用して、AIアクセラレーテッド・ノイズ除去とアップスケーリングを行なう「DirectML media Filters」もゲーム中にコントロールできるようになったという。

2つのフィルターを実装し、ノイズ除去で活躍するとのこと

ゲームだけでなく、ストリーミング機能もひとつのタブに機能が集約され、より使いやすくなっている。

右側がプレビュー画面。左側が実況配信の設定項目

実況配信画面も細かく設定可能。ウェブカメラの位置、サイズも自由に変えられる

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