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シーケンシャルリード5000MB/秒の爆速
では、実際にどのぐらいの速度がでるのか、ベンチマークテストを実施した。使用した製品は2TBモデル。残念ながら比較対象はないが、以前「FireCuda 510」で計測した結果をあわせて掲載する。なお、今回のテスト環境は以下の通りだ。
検証環境 | |
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OS | Windows 10 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 3600X(3.8GHz/最大4.4GHz) |
マザーボード | ASUS「ROG Strix X570-E Gaming」 |
メモリー | 32GB DDR4-2666(16GB×2) |
グセラフィックス | ASUS「ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMING」(8GB/4K出力) |
電源 | Thermaltake「TOUGHPOWER GRAND RGB 850W」(80PLUS PLATINUM) |
まずは、定番の「CrystalDiskMark」。11月に新バージョンが登場したので、7.0.0と6.0.2の両方で計測してみた。結果は、7.0.0のデフォルト、6.0.2ともにほぼ期待値通り。7.0.0で新たに搭載されたピーク性能では、ランダムアクセスリードとライトのIOPS値(1秒当たりにストレージが処理できるI/Oアクセス数)がスペック値より下回っているが、ほかはほぼ期待値。現実性能は、シーケンシャルライトはそれほど落ちなかったが、リードの方は2000MB/秒弱落ちている。ただそれでも3000MB/秒を超えているので、十分な性能と言えよう。
参考比較となるが、以前計測した「FireCuda 510」と比較すると、シーケンシャルリード/ライトともに約1.4倍となった。「FireCuda 510」でも十分速いと感じていたところから、さらに速いので体感できるレベルだ。
続いて、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を実行し、ロード時間を比較してみた。結果はトータルで12.256秒。これは以前計測した「FireCuda 510」より1.381秒速いという結果となったが、もともとロード時間が短いため僅かな改善となっている。
ちなみに、今回は検証したマザーボードは、M.2 SSD 用にヒートシンクが備わっており、「CrystalDiskInfo」で温度を見ていたが、ランダムライト時に最高で52度程度までしか上昇せず、アイドル時なら40度程度。これなら、性能を落とすことはない。
このように、「FireCuda 520」はPCIe 4.0の威力を十分に発揮し、1秒でもゲームのロード時間を短縮したいゲーマーはもちろん、第3世代Ryzenで自作マシンを組みたいと考えている人すべに、導入を検討してほしい。容量はコストパフォーマンスを考えて1TBモデルがオススメ。ゲームやアプリは「FireCuda 520」へ、動画や写真などのデータは「IronWolf」の大容量HDDへというのはいかがだろうか。
(提供:日本シーゲイト)