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【話題のPCゲームピックアップ!第11回】

4KでもRX 5500 XTで100fps超え!超軽い「PUBG Lite」の魅力とは?(1/3)

検証用のGPUとして「Radeon RX 5500XT」を搭載したSAPPHIREの「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 5500 XT 4G GDDR6」を用意。PUBG Liteのフレームレートを検証した

■ゲームタイトル:PUBG Lite
■メーカー名:PUBG Corporation
■価格情報:基本無料(アイテム課金あり)
公式サイト:https://lite.pubg.com/ja/

劇的に軽量化した人気バトルロイヤルゲームの“ライト版”

最大100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦うサバイバル要素が人気を呼び、国内外で大ヒットしたバトルロイヤルゲーム「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)」。リリースから数年が経過した今でも多くのアクティブユーザーを抱え、eスポーツタイトルとしてオンライン・オフライン問わず大規模な大会が日夜開催されているのは周知の通りだ。

現在ではバトルロイヤルというジャンル自体が市場に定着し、「フォートナイト」や「Apex Legends」といった競合タイトルも大きく躍進している。そうしたゲームと比べたとき、PUBGにおいて無視できない特徴のひとつが「ゲーム自体の負荷がやや高め」であることだ。フォートナイトやApex Legendsはゲーム映像の描画負荷がかなり軽めに作られており、それほど高価ではないグラフィックスカードを搭載したPCでも、画質調整に神経質にならずにゲームをプレイできる。

反面PUBGは、特に画質を最高に引き上げた場合の負荷が高く、100fps以上のフレームレートでゲームを安定させるためにはミドルクラスからハイエンドのグラフィックスカードが必要になる。求められるPCスペックが相対的に高いため、そこがゲーム導入のひとつのハードルになっているというわけだ。

「PUBG Lite」。描画負荷を軽減しており、ロースペックなPCでも動作するのが特徴。ロビー画面も本家とは異なる

こうした課題を意識してか、「描画負荷を劇的に抑えたPUBG」として新たにリリースされたのが「PUBG Lite」である。本作はSteamのようなゲーム販売サイト経由でなく、公式サイトからランチャーをダウンロードする形式でリリースされており、クライアントの総容量は3.5GBと極めてコンパクトにまとめられている。

必要動作環境についても、CPUはCore i3 2.4GHz以上、メモリー4GB以上、GPUはIntel HD Graphics 4000以上と、エントリーGPUで高いフレームレートが出せる程度に調整されており、「自分のPCでとりあえず試してみる」とユーザーに思わせるハードルも極めて低い。CPU統合型グラフィックスを搭載した、いわゆるゲーミングでないPCでも、それなりのフレームレートで動作させること自体は可能だろう。

描画は軽いが、マップなどはほぼ同じ。遠景だと描画の甘さが見えるものの、一見しただけではLite版と分かりにくい

基本無料でクレートなどのアイテムには課金が必要となる。キャラの外見にこだわらなければお金がかからないのは嬉しい

また、本作は基本無料で提供されているのも大きな特徴のひとつだ。本家PC版の「PUBG」は、ゲームの購入費用として3000円(DMM版)がかかり、なおかつゲーム内で入手できる武器スキンや衣装をアンロックするためのクレート開錠などにも課金が必要となる。現在の競合タイトルが基本無料で提供され、衣装やスキンのみを課金対象にしている状況から見れば、こちらもやや導入のしきいが高め。

PUBG Liteは、「要求PCスペックの高さ」と「ゲーム自体の価格」という、本家PUBGが抱える課題をクリアしている点で、これからゲームを始めたいというエントリーユーザーにとって魅力的なタイトルと言えるだろう。

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