Ryzen 7 4800Hプロセッサーは、45WのTDPながら、デスクトップCPUのIntel Core i7-9700Kプロセッサー(8コア/8スレッド)を上回る性能を実現できるため、ノートPCの性能を大幅に引き上げられる。さらに、Ryzen 4000HシリーズプロセッサーとRadeon RX 5000シリーズを組み合わせた場合、CPUとGPUのパワーを融通しあうことで、より高速な動作を可能にする新技術SmartShiftテクノロジをサポート。
まだ、技術実装のレベルだという状態ながら、SmartShitをONにした場合、ゲームプレイのフレームレートが約10%向上するという比較デモも披露。DELLが同技術をサポートした初のノートPC「G5 SE」を今年第2四半期に市場投入する予定であることも明らかにされた。
Ryzen 7 4800Hプロセッサーの特徴
3DMark FireStrikeの結果。Core i7-9750Hをベースとして、何%勝っているかというグラフ。Ryzen 7 4800Hは、ライバルIntelのモバイルプロセッサーCore i7-9750Hどころか、デスクトップ向けプロセッサーのCore i7-9700Kにも勝るとアピール
CINEBENCH R20の結果。こちらもRyzen 7 4800HはCore i7-9750Hよりも46%もスコアーが高く、Core i7-9700Kにも勝っている
Ryzen 4000Hシリーズを採用するASUSの「ROG ZEPHYRUS G14」
ROG ZEPHYRUS G14は14インチWQHDの120Hzディスプレーを採用
Ryzen 4000HシリーズとRadeon 5000Mシリーズの組み合わせでは、CPUとGPUのパワーを融通しあうことで、より高速な動作を可能にする新技術SmartShiftテクノロジをサポート
SmartShiftテクノロジを利用した場合、フレームレートが6fps向上
SmartShiftテクノロジを使うとCINEBENCH R20のベンチマークが12%も速くなったとアピール
DELLの「DELL G5 SE」もRyzen 4000Hシリーズを採用し、SmartShiftをサポート。ディスプレーはFreeSyncが利用できる