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2月7日にThreadripper 3990Xを発売!AMD、CESにてRyzen 4000シリーズやRadeon RX 5600 XTも発表(5/5)

文●本間 文 編集●ジサトラハッチ/ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

AMDはさらに、64コア/128スレッドを実現する第3世代Ryzen Threadripperの最上位モデルとなるRyzen Threadripper 3990Xを2月7日に市場想定価格3990ドルで発売することも明らかにした。同プロセッサーは、ベースクロック2.9GHz、ブーストクロックは最大4.3GHzに達し、トータルで288MBのキャッシュを統合する。

そのパフォーマンスは、同等のコア/スレッド数となる20000ドル相当のIntel Xeon Platinum 8280のデュアルCPU構成(トータル56コア/112スレッド)のシステムと比較して、V-Ray Renderのレンダリング性能では30%の差が生じるとして、クリエイターにとっては、5分の1の価格で30分もの時間を節約できると、そのコストパフォーマンスの高さをアピールした。

Ryzen Threadripper 3990Xは、2月7日発売

Ryzen Threadripper 3990Xを披露するスー氏

Ryzen Threadripper 3990Xの内部構造

Ryzen Threadripper 3990XとIntel Xeon Platinum 8280のデュアルCPU構成によるV-Ray Renderのレンダリング性能比較

なお、AMDは8コア/16スレッドのIntel Core i9-9900KSとのCinebench R20によるマルチスレッド性能比較データも公表。3つのスクリーンを利用して、その大きな差を見せつけ、ハイパフォーマンスCPU市場においての優位性を明らかにした。

画面では読み取れないため、そのスコアを下記に記す。

第3世代Ryzen ThreadripperとIntel Core i9-9900KSのパフォーマンス比較。下の表のスコアーは、CINEBENCH R20のマルチスレッドのスコアー

CINEBENCH R20のスコアー比較
Ryzen Threadripper 3990X(64コア/128スレッド) 25399
Ryzen Threadripper 3970X(32コア/64スレッド) 16834
Ryzen Threadripper 3960X(24コア/48スレッド) 13662
Ryzen 9 3950X(16コア/32スレッド) 8862
Core i9-9900KS(8コア/16スレッド) 5214

AMDは、2020年もRyzen ThreadripperでハイエンドデスクトップPCの性能を大幅に引き上げるのみならず、Ryzen 4000シリーズモバイルプロセッサーでノートPCの性能を大幅に引き上げる。さらに、年末にはAMDのカスタムCPUを採用するゲームコンソールの発売が予定されており、さらなるベストな年を実現しようとしている。

AMDは2020年も、あらゆる市場にベストをもたらすと宣言


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