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【話題のPCゲームピックアップ!第12回】

シビアな環境で街づくり力が試される都市開発シミュレーター「Frostpunk」はRadeon RX 5600 XTで快適に動くか? (1/3)

文● 松野将太 編集● AMD HEROES編集部
GPUには「Radeon RX 5600 XT」を搭載したSAPPHIREの「SAPPHIRE PULSE RX 5600 XT 6G GDDR6」を用意。フレームレートを検証した

■ゲームタイトル:Frostpunk
■メーカー名:11 bit studios
■価格情報:3090円(DLC「The Last Autumn」は別売で1730円)
■公式サイト:http://www.frostpunkgame.com/

最新DLCのリリースで再び盛り上がる
ポーランド発の人気サバイバルゲーム

 限られたスペースに建物や施設を建設していく都市開発型のシミュレーションゲームとして、2018年にリリースされ話題を呼んだのが「Frostpunk」だ。地球規模の大寒波により人類文明が衰退したポスト・アポカリプスの世界をベースに、蒸気を動力とした超大型ジェネレーターで暖を取りながら、共同体の継続を目指すシビアなゲーム性や生き残りのために数多の選択やルールの制定を迫られ、倫理観を揺さぶられるシステムが高い評価を得た本作。

 1月には本編の前日譚となるシナリオ「The Last Autumn(最後の秋)」がDLCとしてSteam版にてリリースされ、PlayStation 4版とDMM GAME Player版が2月にDMM GAMESより販売され、再び注目を集めている。

極寒の都市の中心にそびえたつ大型ジェネレーター。これで都市の温度を管理し、生き残りを目指していく

 ゲームには複数のシナリオが用意されており、いずれも都市のリーダーとなって共同体を拡張していく基本的な進行は同じ。ただし、それぞれに置かれた状況やクリア条件が異なっているため、都市建築のアプローチはシナリオにより変えていく必要がある。そして、多くのシナリオで重要になってくるのが、このゲームの醍醐味とも言える“温度の管理”だ。

施設の建設にも工夫が必要。住居や病院はなるべくジェネレーター付近に立てておかないと、寒波の到来に備えるのが難しくなってしまう

 街の中心部に設置された大型ジェネレーターは、技術ツリーによる改良を施したり、稼働時間や温度レベルを調整することで街を温められる。これにより、住民の家や各施設の温度を確保し、外気温マイナス20度を下回る極寒の地で生き延びていくわけだ。

 動力は石炭で、これが枯渇すると街を温められなくなり、住民が病気になってしまうため、うまく資源を融通していくのがクリアへの近道と言える。また、住民の家や病院はなるべくジェネレーターに近い場所に、温度管理が必要ない施設はなるべく外周部に設置する、といった工夫も必要だ。

探索隊は資源や食料を手に入れてくれることも。難民を見つけることもあるため、人口拡大にも役立つ

 さらに住民の飢えをしのいだり、施設を拡張していくために、食料や資源は自分たちで獲得していかなければならない。資源は採掘機などの施設、食料はハンティング小屋を設置して人員を割り振ることで入手できるほか、ビーコンを設置して街の外へ探索隊を派遣することでも一定数を入手できる場合がある。

 食料は加工して料理にしなければいけないため、調理場にも人員を配置して……といった具合に、生存のための施設を建て、街の人員を配置していくことで、うまく生活のサイクルを回していかなければならない。病気になる住民が多ければ、それだけ運営していくのは難しくなるほか、定期的に街にやってくる難民を無計画に受け入れていると、サイクルが上手く回らなくなったりもする。このあたりは難しいポイントだ。

ワークショップを建てることでテクノロジーツリーの技術を開発できる

 こうした生存のための準備に並行して、ワークショップを稼働させることで新たな技術を開発していくことも必要になる。ワークショップにエンジニアを割り振ることで、技術ツリーの新たな項目を一定時間ごとにアンロックできるのだが、ここで新たな施設やより効率的な行動、ジェネレーターの強化などを行なわないと、ゲームの進行に伴って悪化していく寒波を乗り越えられない。寒波の様子を見つつ、ジェネレーターを強化していくタイミングを計り、効率的な資源収集が可能な施設を開発していくのが重要だ。

法律ツリーでは新たな法律を制定可能。子供を労働に参加させたり、食事や娯楽に関わるルールを作ることで、希望や不満に影響が出ることも

 そのほか、住民によって左右されるパラメーターとして「希望」と「不満」の2つが存在しており、都市の運営状況や突発のイベントにより増加・減少していく。なるべく不満を減らし、希望を持たせるような都市運営をしなければならないのは当然だが、住民の派閥などの問題があり、全員を完璧に満足させるのは難しい。共同体内の特定派閥に加担することでその他の住民に厳しい街を作る、難民の受け入れを拒むといった苦渋の選択も、時には必要になるのが本作の醍醐味だ。

なんと、宗教で都市の住民をコントロールすることもできる。プレイヤーの倫理観が問われるゲームの醍醐味だ

 法律のツリーから都市運営にかかわる新たなルールを制定していくことも可能で、「子供を労働に参加させるか否か」「治療で手足の切断を許可するかどうか」「住民を埋葬するか否か」といったことも決められる。もちろん、決めたルールによって状況が悪化していくこともあるものの、一度決めたルールは取り下げられないので、慎重に判断していきたいところだ。

 全体としてせわしなく動く必要があり、一度困難な状況に陥るとリカバリーは難しい場合もしばしばある。ゲーム内容を把握していない初見プレイでシナリオを一発クリアするのはまず無理なので、トライ&エラーを苦にしないタイプのゲーマーに向いているタイトルと言えるだろう。

 もちろん、ゲーム内時間を止めてじっくり計画を練ることもできるため、焦らず腰を据えてプレイすることをおすすめしたい。じっくり都市計画に励めるエンドレスモードでは、困難な状況を排した「平穏」状態でもプレイできるので、そちらを試してみるのもアリだ。

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