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【AMDチップセットマザーボードレビュー第12回】

MSIのクリエイター向けマザー「Creator TRX40」はハイグレードだけど豊富な機能で案外お得! (1/2)

文● 石川ひさよし 編集● AMD HEROES編集部

製品名:Creator TRX40
メーカー:MSI
実売価格:8万5000円前後

 第3世代Ryzen Threadripper、そしてAMD TRX40チップセット搭載マザーボードは、その性質からクリエイター向けモデルが多い。今回紹介するのはMSIの「Creator TRX40」だ。ちなみに、ASRockには「TRX40 Creator」があり間違いやすい。店頭や通販では、メーカー、TRX40が前か後か、そして価格帯といった点に注意しよう。

 価格帯で言えば、MSI Creator TRX40はハイエンド寄りで高価だ。10GbEやUSB 3.2 Gen2x2、Wi-Fi 6、PCI Express 4.0x4 M.2を4つ追加できる「M.2 XPANDER-AERO Gen4」など機能豊富な製品になっている。

「Creator TRX40」の主なスペック
対応ソケット Socket sTRX4
チップセット AMD TRX40
フォームファクター Extended ATX
メモリースロット DDR4×8(最大256GB)
対応メモリークロック DDR4-4666(OC)~3466(OC)、DDR4-3200~2133
拡張スロット PCI Express 4.0 x16×4(x16/x8/x16/x8)
ストレージインターフェース SATA3(6Gbps)×6、M.2(PCIe4.0x4/SATA3)×3、M.2(PCIe4.0x4)×4(M.2 XPANDER-AERO Gen4)
ネットワーク 10ギガビットLAN(Aquantia AQC107)、1ギガビットLAN(Intel I211-AT)、Wi-Fi 6(Intel Wi-Fi 6 AX200)
サウンド 7.1ch HDオーディオ(Realtek ALC1220)
リアインターフェース USB3.2 Gen2x2 Type-C×1、USB 3.2 Gen2×5、USB 3.2 Gen1×5、オーディオ端子×5、SPDIF端子×1、Flash BIOSボタン、CMOSクリアボタン×1、Wi-Fi 6アンテナ端子×2
M/B上インターフェース RGB LEDヘッダー×1、アドレサブルLEDヘッダー×2、Corsair LEDヘッダー×1、LEDデモヘッダー×1、USB 2.0ヘッダー×2(4)、USB 3.2 Gen1ヘッダー×2(4)、USB 3.2 Gen2 Type-Cヘッダー×1、温度センサー用ヘッダー×3など

クリエイティブ用途で求められるのはグラフィックス&高速&大容量ストレージ

 第3世代ThreadripperおよびTRX40チップセットの組み合わせによるシステムは、従来のプラットフォームを超えるCPUコア/スレッド数を取り扱えることに加え、豊富なPCI Express 4.0レーンが利用できる。

 それは拡張スロットレイアウトからも明らかだ。Creator TRX40の拡張スロットは4本、すべてPCI Express x16スロットだ。レーン構成はx16/x8/x16/x8の固定。マルチグラフィックスではSLI/CrossFireとも3-wayまで対応している。GPGPUコンピューティング、ディープラーニング等の用途には最適だ。

拡張スロットはx16×4本(x16/x8/x16/x8固定)。x4やx1スロットは切り捨てられている
4スロットすべてに金属カバー「Steel Armor」を装備
SteelArmorはPCBを貫通し裏面からハンダで固定されている

 また、コンピューターグラフィックス、4K/8K映像編集等の用途では高速で大容量のストレージが必要となる。高速ストレージと言えばM.2 SSD、それもTRX40ではより高速なPCI Express 4.0 x4接続のSSDが利用できる。ただし最上位CPUのThreadripper 3990Xではそれでもストレージの転送速度不足、あるいはM.2 SSDの最大2TB程度という容量が不足をきたすかもしれない。そこでCreator TRX40付属の「M.2 XPANDER-AERO Gen4」が活躍する。

マザーボード上のM.2スロットは3基。2280対応が2基、22110対応が1基。M.2ヒートシンクの下部側は2スロット一体型。両面に熱伝導パッドが用いられている

 M.2 XPANDER-AERO Gen4は、PCI Express 4.0 x4接続のM.2 SSDを4基搭載可能なPCI Express 4.0 x16拡張カードだ。2TBのM.2 SSDを4枚搭載できれば8TB。本体側の3つのスロットと合わせれば7基、最大14TBのストレージを構築できる。転送速度の面でも、ソフトウェアRAIDを利用すれば解消できる。CPU性能を最大限まで引き出せるシステムが構築可能だ。

M.2 XPANDER-AERO Gen4をバンドル
M.2 2280 SSD(PCI Express接続のもののみ対応)を4基搭載できるカード。2スロット厚で大口径ファンも搭載し、冷却重視だ

 このほか6ポートのSerial ATA 3.0インターフェースも搭載しているので、3.5インチHDDや2.5インチSSDはこちらに接続できる。映像システムなどでは作品の保存用として大容量HDDなども併用されるが、そうしたストレージも1台で完結できる。

Serial ATA 3.0端子は6ポート

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