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【話題のPCゲームピックアップ!第13回】

名作サバイバルホラーの魂を受け継ぐ「デイメア:1998」はRadeon RX 5600 XTで快適に動くか?(1/3)

文● 宮崎真一 編集● AMD HEROES編集部

GPUには「Radeon RX 5600 XT」を搭載したSAPPHIREの「SAPPHIRE PULSE RX 5600 XT 6G GDDR6」を用意。フレームレートを検証した

■ゲームタイトル:デイメア:1998
■メーカー名:Invader Studios
■価格情報:3839円
■公式サイト:https://daymare.games.dmm.com/

あの名作タイトルの雰囲気を色濃く受け継ぐサバイバルホラーゲーム

「デイメア:1998」は、特殊なガスにより生ける屍と化した市民が跋扈する街で、複数のキャラクターを操作し生き延びることを目指すサバイバルホラーゲームだ。ゲームの進行はチャプター方式。プレイヤーは襲い来るゾンビを避けるか手持ちの銃器で撃退しつつ、ステージごとに散りばめられた謎解きをクリアして活路を開き、チャプターの目的を達成していくことになる。この手のサバイバルホラーとしては典型的な作りで、“どこかで見たことがある”と感じるゲーマーも多いのではないだろうか?

画面の作りはいかにも「バイオハザード」を想起させるものに仕上がっている

研究施設や病院などマップにも“定番”のロケーションが

それもそのはずで、本作はカプコンの名作サバイバルホラー「バイオハザード」シリーズに強くインスパイアされていることを公言している。開発を手掛けたインディースタジオ「Invader Studios」は、もともと「バイオハザード」シリーズファンの集いであり、スタジオを立ち上げた当初は「バイオハザード 2」の非公式リメイク作品である「Resident Evil 2 Reborn」を制作していた。2015年にはデモ映像も公開されていたため、それが記憶に残っているという人もいるだろう。

本家であるカプコンが「バイオハザード 2」のリメイクに手をつけたため、非公式リメイクの計画は凍結されたが、「Invader Studios」はあらたにオリジナル作品の開発企画を始動。4年の開発期間を経て、2019年にリリースされたのが「デイメア:1998」だ。余談だが、ゲームタイトルにもある1998年は「バイオハザード 2」がリリースされた年でもある。

研究施設から「腐食性ガス」が流出。これが人々をゾンビ化させる恐ろしい事態を引き起こしてしまう

物語の舞台となる「キーンサイト」の街には、至る所に凄惨な光景が広がる

「デイメア:1998」の主な舞台は、アメリカのとある街「キーンサイト」。大企業「ヘキサコア バイオジェネティクス」の拠点であるこの街に、機密物質の「腐食性ガス」が漏洩したことにより、多くの街の住民がガスによってゾンビに変貌してしまう。

プレイヤーは、チャプターごとに複数の人物を操作することでそれぞれのキャラクターの物語を追体験しつつ、次第にガスの漏洩や「キーンサイト」の隠された実態に迫っていく……というのが大まかなゲーム展開となる。大企業の息のかかった街といえば、「バイオ」シリーズのアンブレラ社を思い起こさせるが、本作は後述する要素により、単に「バイオ」シリーズをなぞるだけではない物語の魅力を獲得している。

とは言え、もともとリメイクを開発していただけのことはあり、雰囲気やゲームシステムは「バイオハザード」シリーズを強く思い起こさせるものだ。敵がどこからどれだけ来るか分からない怖さ、ゴア描写やグロテスクな描写など、サバイバルホラーを盛り上げる要素もしっかり備えている。

難易度によっては「バイオ」ゆずりの弾薬管理が必要になってくるのもポイントだ。本作のゾンビは近距離攻撃では倒せず、弾数は難易度を上げるほどシビアな管理が必要になる。おまけにゾンビはかなりタフなので、“全員は倒しきれない”という意識が緊張感を生み、プレイヤーに息をつかせない。

謎解きは「バイオ」を思わせるもの。ヒントは分かりやすく示されるというわけでもないので、人によっては悩んでしまうかも

マップ上には謎解きを考えるきっかけになるものが用意されている。詰まってしまったら周囲を探索してみるのがいい

ゲームの進行に欠かせない謎解きは、状況からルールを察しなければいけないタイプなので、難易度はやや高めと言えるだろう。この手のゲームに慣れていない場合、戸惑うことは必至だが、マップや周囲をよく見ればしっかりヒントは示されている。必ず法則があるので、謎解きに詰まったら落ち着いて周りを見渡してみよう。

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