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ジサトラ見習いが初自作に挑戦! 初心者でもわかる、Ryzenで組むPC自作の心得(4/6)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

マザーボードを取り付ける前に
PCケースの下準備

PCケースの準備については、主にやることは2つ。“電源ユニットの取り付け”と“I/Oパネルの取り付け”だ。

PCケースと電源ユニット

PCケースを梱包箱から取り出したら、まずは左右両面のサイドパネルを外そう。PCケースによっては、ネジ止めではない機構でサイドパネルが取り付けられている場合もあるが、今回のPCケースであるクーラーマスター「Silencio S600 TG」は、ネジを外して少しスライドさせるなりすると、PCケースのパネルが外れて中が見られるようになる。

特殊な形状のPCケースでない限り、基本的にはPCケースの正面を見て、左側が作業スペースになっており、逆側は仕切りになっていて、最近のPCケースだとケーブルの取り回しなどに利用できる機構があったりする。そのため一から自作する際はどちらも開ける必要がある。

サイドパネルを外すと、PCケース内にコードが収まっている。これはPCケースの電源ボタンなどに繋がっているもので、後でマザーボードに接続することになる。

PCケース側の準備としてまずやることは、電源ユニットの取り付け。箱から取り出した電源をPCケースの所定の位置に設置する。なお、今回使用した「Silencio S600 TG」では電源ユニットの取り付け場所は背面下部になっていたが、PCケースによってはこれが背面上部になる場合もある。

電源ユニットの取り付け向きについては、吸気ファンが上下どちらになっても、動作には問題ない。今回はファンを上側に向けて設置する。ケース下部に取り付ける場合、ファンを上向きに設置すれば、ケース内の空気を吸い込んで外に排出することでケースのエアフロ―(空気の流れ)を確保する効果が期待できる。

一方で、例えばケース底面に吸気口があるなら、外からの空気を取り込むためにファンを下に向けるという手もある。上下どちらに向けたかで止めるネジ穴が変わるので、場所を合わせて位置があったところを止めるといい。

今回選んだPCケースでは、先に電源ユニットをネジ止めしてしまうと、手を突っ込んでケーブルを接続するのが難しそうだったので、先に必要なケーブルを接続してから止めることにした。

使うケーブルは、まずマザーボードに電力を供給する24ピン(20+4ピン)のATXメインコネクターと、あとで接続する「ビデオカード」用の補助電源となる8ピン×2となるPCI Express電源コネクター(青いコネクターのケーブル)。接続場所は電源ユニットにも記載されている。

必要なケーブルを差したら、電源ユニットをネジ止めする

電源ユニットを設置したら、PCケースにI/Oパネルを取り付ける。これに関しては特に複雑なことはなく、力ではめ込むだけだ。ただ上下と裏表の向きがあるので、これは間違えないように注意。

背面のインターフェース(USBなどの端子類)部分に当たるI/Oパネル。内部から押し込んではめる

4方の“ツメ”がしっかりはまったらOK。それほど複雑ではないが、これがきっちりはめ込まれていないと後でマザーボードがうまくはまらなかったりするので、しっかり確認しておこう。

PCケースの準備はひとまずここまでなので、次はいよいよマザーボードをPCケースに収めていく。ここまで来たら完成まであと一息だ。

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