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Ryzen Threadripper 3990Xで新型コロナウィルス解析の分散コンピューティングに参加するとどうなる?(3/4)

加藤勝明(KTU) 編集● ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

Rosetta@Homeではメモリーが重要

SARS-CoV-2をターゲットにした分散コンピューティングプロジェクトはFolding@Homeだけではない。分散コンピューティングプロジェクトのプラットフォーム「BOINC」の中にも、SARS-CoV-2の解析を行なうプロジェクト「Rosetta@Home」がある。

まずは簡単にRosetta@Homeの参加方法を解説しておこう。まずはBOINCの公式サイトからBOINCマネージャーのインストーラーをダウンロードし導入する。

BOINCマネージャーはVirtualBoxを使うものとWindowsネイティブなものの2つが用意されているが、前者はWindows用のクライアントのないプロジェクトに対しても使えるが、VirtualBoxが別途必要になる。Rosetta@HomeはWindowsネイティブ版で動くので後者を選ぼう。

Windows向けのBOINCマネージャーは2種類の配布形態があるが、Rosetta@Homeに限ってはWindowsネイティブ版(右)でよい

インストールが終わるとプロジェクトの登録に入る。異星人を見つけるSETI@Home等のプロジェクトもあるが、今回はRosetta@Homeを選択して「次へ」をクリック

Rosetta@Homeに限らずBOINC系のプロジェクトはプロジェクト単位でメールアドレスとパスワードを登録してメンバーになる必要がある。無料なのでお気軽に

晴れてメンバーになるとこの状態に。サーバーからワークユニットをダウンロードするのだが、コア数が多いほどダウンロードするサイズも大きくなる(当然だが)。128コアフルに使う場合は最低でも120GB程度消費される

Rosetta@Homeでは現在COVID-19の治療薬や診断に役立つと考えられているタンパク質を見つけ出すプロジェクトが動いている

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