隅々までこだわりの厳選パーツで構成
B550マザーボードのメリットのひとつで、ピーク性能が毎秒5000MBに達するPCIe 4.0対応の1TB NVMe SSDや、ゲーミングから編集作業、イラスト制作まで余裕の32GBメインメモリーに、8コアオーバーCPUやハイエンドビデオカードを搭載しても十分な容量750Wの電源ユニット、静音重視で魅せるPCとしてもおすすめなFractal Designの最新コンパクトミドルタワーPCケース「Define 7 Compact TG」と、隅々まで抜かりのない構成を組んだ川島さん。
状況に合わせて、メニーコアの第3世代Ryzen 9や、Zen 3アーキテクチャ採用のAMD次世代CPU、高性能なGPUを搭載するビデオカードにアップグレードしていけば、この先数年、使い続けられると言えるパーツ構成になっている。
PCパフォーマンスには直接影響しないが、長く使うPCで大事なのが、CPUやビデオカードのパワーアップ時に重要な電源ユニットと、拡張性や各種パーツの冷却性(エアフロー)などに影響し、日々目にすることになるPCケースだ。
当然、川島さんもしっかりとその点を押さえており、数多くのPC構成の相談や組み立て依頼を受けているTSUKUMO eX. 6階スタッフたち推す電源ユニットのひとつ、SilverStoneの「SST-ST75F-GS V3」をチョイスしている。
推しのポイントとしては、まず24ピン電源ケーブルもフラットケーブルを採用しているため、非常に裏面配線がしやすく、見た目もグッドとのこと。さらにPCIe補助電源ケーブルは、1本のケーブルに2つの6+2ピンコネクタを備えるタイプが多いなか、6+2ピンコネクタ単体仕様が4本付属と、こちらも取り回しと見た目の面で優れている。魅せるPCケースとの相性は抜群と言えるだろう。
次点候補に注目のPCケース
静音性に優れるFractal Designの「Define 7 Compact」は、その名の通り、人気PCケース「Define 7」のコンパクト版で、拡張性はダウンするが、シンプルながら洗練されたデザインや組みやすさを、しっかり受け継いでいる。
サイドパネルにソリッドパネルを採用する「Define 7 Compact Solid」もラインアップしているので、好みで選ぼう。
また、PCケースのコストをもう少し抑えたいという人には、NZXT「H510」シリーズがオススメだ。筐体がホワイトカラーのモデルや、ブラックベースにレッドカラーを配したモデルも揃え、サイド強化ガラスパネルを採用するなど、カッコいい見た目と組みやすさを両立しながら、1万円アンダーになっている。