苦しい道中を楽にする自己強化と豊富な属性魔法

ノベタは生魂や生魂人形を倒すことで、それらが持つ「魂素（こんそ）」を獲得できる。魂素を溜めた状態で、セーブポイントでもある「女神像」に祈ることで、自身のステータスを強化可能だ。強化できるステータスは「生命力」「魔力」「スタミナ」「筋力」「精神」「器用」の6種類。HPやスタミナを高めたり、攻撃の威力や詠唱時間を短縮したりと、強化にはメリットしかないため、積極的に「魂素」を集めていきたいところだ。

ソウルライク系タイトルでおなじみの強化要素ではあるが、これらのタイトルでは、敵に倒されることで強化用のポイントをいくらかロストしてしまうことも多い。本作の場合、ただ倒されるだけでは魂素はロストしないものの、一部の回復アイテムを使用して「呪い」状態になっていると、倒された際に割合で魂素が減ってしまう。

呪いの効果を持ったアイテムは使うごとに呪いが蓄積され、そのぶん魂素の減少量が高まるため、特に道中の攻略時は慎重に活用することをおすすめしたい。なお、呪いは女神像に祈ることでリセットされる。

その他、女神像では魂素を使ってアイテムを購入できる。ここで購入可能なアイテムは呪い効果がないため、安心して利用可能だ。とはいえ、そのぶん自己強化に使える魂素が減ってしまうので、効率よくノベタを強化していくのであれば、なるべく道中で拾ったアイテムのみを活用するのがベストだろう。

道中の宝箱には回復系アイテムのほか、新たな魔法を獲得できる魔導書も用意されている。射撃用の元素魔法を切り替えられるようになるものと、新たに特殊行動を習得できるものの2種類があるので、習得した魔法の効果はしっかり確認したいところだ。

特殊行動は、多段ジャンプが可能になるなど、習得することで行動範囲を広げてくれるのがポイント。元素魔法は、初期から覚えている「アーケイン」の魔法と切り替えることで、通常魔法や詠唱魔法の効果が変更される。魔法の属性が変わる、というイメージでいいだろう。

習得した元素魔法の切り替えはいつでも可能になっており、切り替える最中は時間がスローになるため、戦闘中の切り替えでもリスクはそれほど大きくない。通常魔法の連射が可能になったり、詠唱魔法の有効距離が縮むぶん威力が高くなったりなど、それぞれ挙動が異なるので、いろいろな場面で試してみるのがおすすめだ。また、一部の謎解きには特定の元素魔法が有効になるため、これも覚えておきたい。

特に元素魔法の切り替えが重要になるのは、ボスの攻略だろう。元素魔法を切り替えることで、単純に弱点に当たりやすくなることもあり、威力もそれぞれに異なるので、攻略にどの元素魔法を利用するかで難度が大きく変わってくる場合も多い。

またあまり目立たないが、特定の元素魔法は「チャージ完了時に特殊な効果が発生する」ものがある。スーパーアーマーによりのけぞりが無効になったり、特定ダメージを無効にしたりといった強力な性能のものもあるので、この効果を軸にして攻略プランを練るのも悪くない選択肢かもしれない。