育成要素、クラフト要素にも注目
狩りに使用する武器や矢のような消耗品は、各地の商人から入手したり、自ら「アイテム作成」メニューで素材を組み合わせて手に入れることになる。特に回復アイテムや矢は冒険中に絶えず必要になるが、材料はマップ上で簡単に手に入るため、それほど負担にはならない。
一方、機械の獣たちから入手できる素材は、商人とのアイテム交換に使用したり、属性矢といった一部のアイテム作成に利用することになる。商人に売却すればシャード(資金)の大きな収入源にもなるため、どのように利用するかはしっかり吟味しよう。なお、一度商人に売却してしまった素材も、シャードはかかるが買い戻すことは可能だ。また、ポーチをアップグレードすることで消費アイテムなどの最大取得数を増やせるため、覚えておくといいだろう。
商人から購入できる装備には、「トラップキャスター」など初期装備の弓にかわる遠距離武器(4種類まで装備可能)や、防具となる衣服などが用意されている。遠距離武器は敵を捕まえるもの、より長距離での戦闘に適した弓など様々で、威力も大きく変わるため、できれば序盤から複数種類を用意しておきたい。
また、防具は属性攻撃や物理ダメージを軽減するものなど、それぞれ特色がある。これらの装備は改造アイテム消費して性能変更も可能で、威力や操作性が変わってくる。改造に使えるスロットは武器や防具によって数が異なるものの、元の性能を高めたり、苦手な部分を補ってやるとより使いやすくなるだろう。改造用のアイテムは、基本的には機械の獣たちがランダムでドロップする。
また、すでに述べている通り、クエストや獣狩りをこなすことでアーロイは経験値を獲得し、レベルアップしていく。レベルアップによりスキルポイントが付与されるため、ポイントを使用してスキルツリーを伸ばしていくことで、戦闘能力の向上や、ステルス行動がしやすくなる能力の獲得、消費アイテムを手に入れやすくなるといった恩恵が受けられる。
スキルツリーは主に戦闘用の「狩人」や「義勇」、サポート的な効果のある「知識」「流浪」の4つがあり、ツリーの下に行くほどコストが重く、取得にしくいスキルが並んでいる。まず戦闘に特化するのか、バランスよく伸ばしていくのか、プレイスタイルに合わせて決めていくのがベターだろう。
美麗な景色を切り取る充実の「フォトモード」
PlayStation 4時代も話題になった「フォトモード」は本作でも健在。さまざまな地点に美しい景色が広がっている本作だが、メインメニューから好きなタイミングで時間を止め、シームレスにフォトモードへと移行できる。カメラを移動できる位置には制限があるものの、被写界深度のオン/オフやピント位置、絞り値など、かなり本格的なメニューが揃っている。気に入った撮影スポットを見かけたら、まずはフォトモードを開いてみるのも悪くない。
フォトモードの起動中に限って、天候や時刻を変更することも可能だ。同じロケーションでも光源になる太陽の位置、雨などの要素によって雰囲気がずいぶんと変わってくるため、いろいろと試してみるといいだろう。さらに、カメラ内に主人公であるアーロイを表示しない、というメニューもある。単に美麗な風景、強大な機械の獣だけを映したいような場合、アーロイを画面から外してみるのもアリだ。