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レースをこなし、様々なクルマを楽しむ
キャリアモードでは、ドライバーレベルの上昇とともに少しずつ車種をアンロックしていくことになる。レースごとに参加できる車のクラスがある程度分かれている点、車をチューンナップするとクラスが変わってしまう場合がある点には注意が必要だが、いずれにせよキャリアモードで新たなレースにエントリーするには様々なクラスの車が必要となるため、開放されている範囲で気に入った車を購入していけばいいだろう。
すでに述べている通り、どのような車種でもレース時の挙動をコントロールするのはなかなかに手ごわい。ハンドルコントローラーを利用するとかなり操作しやすくなるが、ゲームパッドでもプレイは可能だ。
レースそのものに関しては、車のコントロールの困難さはともかく、前作にあった故障やタイヤの管理、ピット作業といった緻密な要素がいくぶん削られたことで、操作アシストがなくともずいぶんライトになった印象だ。簡単に言えば“レースゲーム寄り”のつくりで、万人がプレイしやすいものに仕上がっていると言える。
なお、レースには当然ライバル車も参加してくるが、本作のライバル車はかなり密集して動く傾向が強いようで、頻繁に接触が起こる点は意識しておいたほうがいいだろう。接触時のペナルティーが緩いため、あえてぶつけるような動きをしても大きな問題はない(というか、どうしてもぶつかってしまう場面が多々ある)。
なお、別モードの「カスタムイベント」では、キャリアモードで取得していない車を使ってのレースも可能だ。車両やコース、天候、条件の設定を調整することで、シンプルにレースを楽しむことができる。手っ取り早く好きな車を使ってレースがしたい、キャリアモードでアンロックする前に車のフィーリングを確かめたい、といった場合に有用だろう。
クルマのカスタム好きには嬉しいのが「ガレージ」モード。車のカスタマイズの他、フォトモードによるスクリーンショット撮影などが可能で、アンロックしたマイカーを思う存分堪能できる。
カスタマイズではタイヤやブレーキ、吸気やカムシャフトの性能、軽量化といったチューンアップを施すことで、よりレースで有利な車を生み出すことが可能。ゲーム内クレジットが必要となるため、キャリアモードでレースを重ねつつ気に入った車をカスタムしていくのがベターだろう。
ペイントモードでは車のカラーはもちろん、ペイントパターンやデカールの貼り付け、レース番号やナンバープレートの変更に対応する。グロスやマット、メタリックといった塗装の質感も変えられるので、お気に入りのカラーを追求してみるのもアリだろう。また、タイヤやホイールの外観、インチなども変更可能だ。
そしてフォトモードでは、ガレージに入っているカスタム済みの車を好きなだけ撮影できる。近年のゲームはフォトモードが充実している場合も多いが、本作も絞りや露出補正の変更、フィルターの適用といった単なるアングル変更に留まらないメニューを利用可能なので、スクリーンショット撮影の際にはこだわってみることをおすすめする。