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最速Big Navi「Radeon RX 6900 XT」の未知の速さを検証する(6/11)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

CU数の差がほぼ反映された「Borderlands 3」

お次は「Borderlands 3」に登場願おう。APIはDirectX 12、画質は“バッドアス”に設定。ゲーム内ベンチマーク機能を使用して計測しているが、最低fps(下位1パーセンタイル点)はログから算出している。

「Borderlands 3」DirectX 12、1920×1080ドット時のフレームレート

「Borderlands 3」DirectX 12、2560×1440ドット時のフレームレート

「Borderlands 3」DirectX 12、3840×2160ドット時のフレームレート

まず驚くべきはRX 6800 XT(SAM有効)がRTX 3090 FEを平均/最低フレームレートともに上回っている点だ。SAMを有効にするという条件付きだが、GPUのジャイアントキリングは見ていて爽快極まりない(ただRX 6000シリーズの入手性を考えると±ゼロといった感じだが……)。

RTX 6900 XTはRX 6800 XTの当然上を行くわけだが、SAMのないRX 6900 XTとSAMを使うRX 6800 XTはフルHD時はほぼ同程度だが、解像度が上がると徐々にRX 6900 XTの方が有利になる。SAMを有効にするとRX 6800 XTの8~9%上にRX 6900 XTが位置するようになるが、これはCU数の増加率(11%)にかなり近い。GPU内の並列度が上がった分フレームレートも上がると考えてよいだろう。

ただこのタイトルでは、Rageモードの効果は極めて小さく、どの解像度でもRX 6900 XTのSAM有効時に対する伸び幅は2%を下回っている。OCよりもSAMの方が効率良く性能を稼げると考えてよいだろう。

4K以外ならRTX 3090を圧倒した「F1 2020」

「F1 2020」では、画質は“Ultra High”、異方性フィルタリングは“x16”に設定した。アンチエイリアスは基本的に“TAA”を選択しているが、RTX 3090 FEのみ“NVIDIA DLSS”使用時でも検証した。ゲーム内蔵ベンチマーク機能を利用して計測しているが、コースは“モナコ”、天候は雨天設定としている。

「F1 2020」1920×1080ドット時におけるフレームレート

「F1 2020」2560×1440ドット時におけるフレームレート

「F1 2020」3840×2160ドット時におけるフレームレート

フルHD~WQHDではRX 6900 XTはもちろんRX 6800 XTですらRTX 3090 FEを平均fpsにおいて大幅に上回ることができている。フルHD時のRX 6900 XT(SAMあり)はRTX 3090 FEに対し平均fpsで約15%上の性能を叩き出している。しかし4KになるとRX 6900 XTとRTX 3090 FEの差はほぼ消失。さらにDLSSを使うとRTX 3090 FEの方がRX 6900 XTを上回った。

Rainbow Six Siegeの結果からもわかる通り、解像度を抑えて高フレームレートプレイを志向するなら、RX 6800 XTやRX 6900 XTはお得な選択肢と言えるが、4Kプレイではバス幅256bitの厳しさが出てしまうといったところだ。

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