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【注目Radeonピックアップ!第27回】

強力な冷却性能を備えコスパ優秀なSAPPHIRE「NITRO+ RX 6800 XT OC SE」の実力を検証(2/3)

文● 宮崎真一 編集● AMD HEROES編集部

カード長は実測で307mmほど
Tri-Xクーリングテクノロジーを採用

それでは、カードそのもについて見て行こう。カード長は実測で約307mm。RX 6800 XTリファレンスカードが同266mmだったので、それよりは40mm強長い計算になる。だが、基板自体は約261mmほどしかないので、GPUクーラーがカード後方に46mmほどはみ出た格好だ。また、マザーボードに装着した際、垂直方向にブラケットから28mmほどはみ出ており、背が高い点は抑えておきたい。

外観は黒を基調に、シルバーをいれたツートンカラーになっている。両端が100mm角相当、中央が90mm角相当と、サイズの異なるファンが3基搭載されている

裏面には金属製のバックプレートが装着され、カードの強度を保っている

GPUクーラーは2.7スロット占有タイプで「Tri-Xクーリングテクノロジー」と呼ばれるオリジナルモデルを採用。3基用意されたファンは、両端が100mm角相当で、中央の1基のみ90mm角相当とサイズが異なっているほか、両端ファンは回転が反時計回りであるのに対して、中央の1基のみ時計回りと、回転の向きにも変化が付けられている。SAPPHIREによると、これらの仕組みにより、エアフローおよび熱拡散が向上するという。

カードを横から見たところ。GPUクーラーが2.7スロット占有タイプというこもあり、結構厚めだ

ヒートシンクには6本のヒートパイプが用いられているほか、電源部およびメモリチップ用のヒートシンクもGPU用のものと一体成型されている。さらに、電源部およびメモリチップ用に別途、2本のヒートパイプが利用されている点を見ても、かなり冷却に力が入っているのが伺える。

横から覗きこんでみると、メモリチップや電源部にもヒートパイプが用いられているのがわかる

3基のファンや側面部にはLEDが埋め込まれ、煌びやかに点灯するほか、先ほどのSAPPHIRE TriXXを用いて、色や明るさ、光り方を変更することが可能。また、カード端にはARGB用ピンヘッドも用意されており、LEDストリップなどを接続してSAPPHIRE TriXXから一括制御することもできる。

SAPPHIRE TriXXからLEDの色や光り方を変更することが可能だ

カード端にはAGRB用のピンヘッダが設けられている

補助電源コネクタは8ピン×2という仕様。映像出力インタフェースは、DisplayPort 1.4×2、HDMI 2.1×1、USB(Type-C)×1という構成で、このあたりはリファレンスカードから変わりはない。

補助電源コネクタは、8ピンが2つ用意され、一段低い箇所に実装されている

映像出力インタフェースは、DispalyPortが2つに、HDMIとUSB Type-Cが1つずつという構成

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