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最新Ryzen 9 5900HS搭載13インチの2 in 1にしてGPUボックスでRTX 3080が使える「Flow X13」のロマン溢れる性能と機能を大検証!(1/6)

ジサトラハッチ 編集●ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

ASUSは、今年の1月にオンラインにて行われたCES2021にて、AMDの第4世代APU「Ryzen 5000シリーズ モバイル・プロセッサー」を採用した13.4インチ液晶のゲーミングモバイルノートPC「ROG Flow X13」と、専用GPUドック「ROG XG Mobile」を発表した。

ROG Flow X13はヒンジ部分が360度回転する2 in 1ながら、NVIDIA「GeForce GTX 1650 Max-Q」(以降はGTX 1650)を搭載。ある程度のPCゲームがフルHDで動作する性能を持ちながら、この手のゲーミングPCとしては薄型・軽量な厚さ15.8mm、重量約1.35kgを実現している。

「ROG Flow X13」

CES2021では、搭載APUが「Ryzen 9 5980HS」(8コア/16スレッド、3~4.8GHz)とされていたが、残念ながら国内販売予定のモデルには採用されておらず、「Ryzen 9 5900HS」(8コア/16スレッド、3~4.6GHz)搭載製品である「ROG Flow X13 GV301QH」が販売されるという。

近年は大手調査会社での調査結果でも明らかにされているが、AMDのRyzen CPUが非常に好調だ。デスクトップの最新CPU、Ryzen 5000シリーズは、市場にて品薄になっているが、ライバルIntelのCPUよりも高いシングルスレッド性能を持ち、PCゲーム性能を底上げする高性能ぶりが話題を呼んでいる。

モバイルノートPCにおいては、昨年末、筆者が実際に「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」にて取材した記事でも分かるように、Ryzen搭載ノートPCのコスパが非常に高く、その価格からライトユーザーの目にも止まり、販売台数も伸ばしている。

そんななか登場した最新の第4世代APU「Ryzen 5000シリーズ モバイル・プロセッサー」は、既報のとおり、“Uシリーズ”“Hシリーズ”“PROシリーズ”の3ラインで展開。「Ryzen 9 5900HS」は、そのHシリーズの中の型番末尾がHSとなる製品の2番目に高性能なAPU。

8コア/16スレッドとコア数が多いが、最上位のHXと異なりTDPが35Wと低く、今回紹介する「ROG Flow X13」のような13~15インチの薄型・軽量な製品で使われる。詳細は既報記事に委ねるが、従来よりIOアクセス時のレイテンシーを減らし、コア単位で最適な電圧で供給するなど、より優秀でパワー効率の高いAPUとなっている。

「ROG Flow X13」は製品型番が「GV301QH-R9G165032G」(以下、Flow X13と略)のモデルが、APUにAMD「Ryzen 9 5980HS」、dGPUにGTX 1650、メモリー32GB、1TB SSDを搭載し、ディスプレーはタッチパネルで解像度3840×2400ドット、リフレッシュレート60Hzに対応。価格は19万9818円(税別)で、4月下旬以降に販売される予定。

今回、このモデルをお借りしたので、短い限られた時間内で確認できた限りのことをご紹介したい。写真はテレワークの最中、自宅で撮影したので見苦しいところもある点はご容赦願いたい。

「GV301QH-R9G165032G」の主なスペック
ディスプレー 13.4インチ
(3840×2400ドット、60Hz、グレア)
APU AMD「Ryzen 9 5900HS」
(8コア/16スレッド、3~4.6GHz)
グラフィックス NVIDIA「GeForce GTX 1650 Max-Q」(4GB)
メモリー 32GB(LPDDR4X-4266)
ストレージ 1TB SSD
(PCI Express 3.0 x2)
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1
公称駆動時間 約9.1時間
インターフェース HDMI出力、USB 3.2 Gen2 Type-C×2、USB 3.2 Gen2 Type-A、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック
サイズ/重量 299(W)×222(D)×15.8(H)mm/約1.35kg
OS Windows 10 Home(64ビット)

ちなみに、本モデルとは別にAPUとdGPUは同じで、メモリー16GB、512GB SSD、公称駆動時間が約11.4時間とやや長く、ディスプレー解像度1920×1200ドット、120Hzに対応した「GV301QH-R9G1650H120」という製品が3月12日に18万1636円にて販売される予定とのこと。

一方、専用GPUドックは「ROG XG Mobile GC31R-026」という製品名で登場。NVIDIA「GeForce RTX 3080」(16GB)を備えた「GC31S-026」が3月下旬発売予定で、価格が13万6182円(税別)。NVIDIA「GeForce RTX 3070」(8GB)を備えた「GC31S-026」が4月下旬以降発売予定で、価格が10万8909円(税別)になる予定。

「GC31S-026」の主なスペック
グラフィックス NVIDIA「GeForce RTX 3080」
ビデオメモリー 16GB
外部ディスプレー出力 最大7680×4320ドット
インターフェース DisplayPort出力、HDMI出力、USB 3.2 Gen1 Type-A×4、SDXCカードリーダー、ギガビットLAN
電源 最大約280W
サイズ/重量 208(W)×155(D)×29.6(H)mm

「ROG XG Mobile GC31」。今回お借りしたのは「GeForce RTX 3080」(16GB)を備えた「GC31S-026」

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