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WQHDゲーミング向けGPU「Radeon RX 6700 XT」の実力を試す【前編】(3/5)

加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラ ハッチ/ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

検証環境は?

では今回の検証環境を紹介しよう。RX 6700 XTと対決させるGPUとして、1つ上のRX 6800と、1世代前のRX 5700 XTのリファレンスカードを、同じ“7”系GPUとしてRTX 3070(Founders Editon)を準備した。マザーボードのResizable BARは全て有効で検証した。

ドライバーはRX 6700 XTのみレビュー用のβ版、それ以外はAdrenalin 21.2.3、もしくはGeForce 461.72を使用している。

【検証環境】
CPU AMD「Ryzen 9 5950X」
(16コア/32スレッド、3.4~4.9GHz)
CPUクーラー Corsair「iCUE H115i RGB PRO XT」
(簡易水冷、280mmラジエーター)
ビデオカード AMD「Radeon RX 6800 XT」リファレンスカード、
AMD「Radeon RX 6700 XT」リファレンスカード、
AMD「Radeon RX 5700 XT」リファレンスカード、
NVIDIA「GeForce RTX 3060 Founders Edition」
マザーボード GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」
(AMD X570、BIOS F33c)
メモリー G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-32GTZRX」
(DDR4-3200、16GB×2)×2
ストレージ GIGABYTE「AORUS GP-ASM2NE6200TTTD」
(NVMe M.2 SSD、2TB)
+ウエスタンデジタル「WDS100T2X0C」
(NVMe M.2 SSD、1TB)
電源ユニット Super Flower「Leadex Platinum 2000W」
(80PLUS PLATINUM、2000W)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」
(October 2020 Update)

RDNA2の力強さを実感した「3DMark」

では基本性能をみるために「3DMark」を使ったスコアー比べといこう。

「3DMark」のスコアー。RX 5700 XTはDXR非対応GPUであるため、Port Royalは実行できない

まずこの結果を見れば、RX 6700 XTの性能はRTX 3070 FEとほぼ同等であることが分かる。ただDirectX 12ベースのTime Spy/Time Spy Extremeは少しRTX 3070に後れをとっており、メモリーバス幅の差(RTX 3070は256bit幅)が影響していると思われる。そしてPort RoyalではRTX 3070 FEに大差で負けているが、これはRDNA2のDXRパフォーマンスはAmpereのそれに比べると日が浅く性能が低いためである。

次に同CU数対決となるRX 6700 XTとRX 5700 XT対決を見ると、どのテストでもRX 6700 XTが大差で勝っている。メモリーバス幅のハンデがありながら、RX 5700 XTの対し概ね25%程度上回っている。Infinity Cacheの効果や高クロック化でここまでの性能向上を果たしたと考えられるが、同時にRDNA2の凄さを改めて実感することができるだろう。

性能が上がったぶん、消費電力も高めに

ラトックシステム「RS-WFWATTCH1」を利用してシステム全体の消費電力を比較してみた。“アイドル時”とはシステム起動10分後の安定値、“高負荷時”とは3DMarkの“Time Spyデモ”実行中のピーク値となる。

システム全体の消費電力

アイドル時の値はそれほど変わらないが、RTX 3070 FEと3DMarkのスコアーが同程度のRX 6700 XTの方が消費電力が大きいので、高クロック動作に振った分RX 6700 XTは電力食いなってしまった、という感じだ。ただRadeon設定などで電圧を下げたり、Power Limitを押さえるなどすればワットパフォーマンスはかなり改善すると推測できる。

3DMarkでスコアーが最下位だったRX 5700 XTの消費電力とRTX 3070の消費電力が近いことから、先のRDNA世代のRadeonはかなりワットパフォーマンスに劣っていることが再確認できたはずだ。

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