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昨今、テレワークやリモート学習により、パソコン(PC)の購入を検討した人は、新型コロナ感染症による外出自粛により確実に増えている。実際に大手家電量販店やPCメーカーのオンラインショップでの売り上げは、好調という噂ばかり耳にする。
PCと一言で言っても、用途によってさまざまだ。人気のFPSで勝つことを目的にすれば、高フレームレートが求められ、ミドルクラス以上のビデオカードを搭載したゲーミングPCが必要になる。実況配信まで1台で済ませたい場合は、CPUのスレッド数も12スレッド以上が望ましくなるなど、要求スペックが高くなり、結果高価なPCが必要になる。
しかしながら、基本オフィスソフトを使った仕事や動画視聴といったエンタメ利用程度なら、それほど高価なPCは必要ない。また、外出先ではノートPCで仕事をしていたが、この一時的な外出自粛時に、自宅のディスプレーやテレビの大型画面で快適に仕事をしたい、余暇は動画や軽めのゲームくらいは楽しみたい。そのうち、高価なゲーミングPCに変えたいが、今は予算がないので、安く済ませておきたいといった人もいることだろう。
そんな人にオススメなのが、普段使いとしても使える高いマルチスレッド性能に加え、優秀な内蔵GPUを備えたAMDのデスクトップ向けAPUやモバイル向けのAPUを搭載した小型PCだ。
何度か本サイトで紹介したASRockの「DeskMini」シリーズも、同じようなコンセプトで国内での人気が高いが、よりコンパクトで手のひらサイズの製品は、拡張性やポートの数で「DeskMini」に劣る面もあるが、より省スペースで場所を取らないというメリットがある。
今回は、そんなオススメな小型PCをいくつか紹介したい。
幅約28mmと薄型で設置面積が最も少ない小型PC
まずご紹介したいのは、マウスコンピューターの「mouse CT6」だ。本機はAMD第3世代Ryzen4000シリーズ モバイル・プロセッサーである「Ryzen 5 4500U」を搭載した小型PC。直販価格は7万6780円。現在は入荷待ちになっているが、近く再販予定とのこと。
今回紹介する中では、唯一ボックス型ではなく、幅28mmと細長い形状をしている。ちょうどハードカバー本のようなサイズだ。ドライバーなしで止められるスタンドで立てることで、ディスプレー横の隙間に置いておけるのが特長だ。また、USB光学式マウスとUSB日本語キーボード(102キー)を付属するため、別途用意する必要なく使えるのも地味にうれしい。
薄型ながらUSBポートはType-Aが6つ、Type-Cが1つと割と多い。この手の製品は前面ポートが少ないことが多いが、本機は前面にType-Aが4つ、Type-Cが1つ、さらにフルサイズのマルチカードリーダーも備える。外付けHDDやUSBメモリー、外付けの光学ドライブといった周辺機器の取り回し、カメラの写真の取り込みには困らない仕様だ。
「mouse CT6」の主なスペック | |
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CPU | AMD「Ryzen 5 4500U」 (6コア/6スレッド、2.3~4.0GHz) |
内蔵GPU | AMD Radeon Graphics (6コア、1500MHz) |
メモリー | 8GB(DDR4-2666) |
ストレージ | 256GB SSD(M.2、SATA) |
無線機能 | インテル Wi-Fi 6 AX200(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | HDMI出力、D-Sub 15ピン、USB 3.0 Type-C、USB 3.0 Type-A×2、USB 2.0×2、マルチカードリーダー、ギガビットLAN、ヘッドフォン出力、マイク入力 |
サイズ/重量 | 約28(W)×150(D)×194(H)mm/約749g(スタンド装着時) |
OS | Microsoft「Windows 10 Home」(64ビット) |