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AMDは昨年7月30日に国内でバルク品として開発コード“Renoir”で知られるAPU「Ryzen PRO 4000シリーズ・デスクトップ・プロセッサー」(以下、Ryzen PRO 4000Gシリーズ)を発売した。ラインアップは「Ryzen 7 PRO 4750G」「Ryzen 5 PRO 4650G」「Ryzen 3 PRO 4350G」の3モデル。
Ryzen PRO 4000Gシリーズは、CPU部がZen 2アーキテクチャー、GPU部がVegaを採用しており、最上位の「Ryzen 7 PRO 4750G」は、発売当初GPU内蔵CPUとしては唯一の8コア/16スレッドであり、ビデオカードなしでも普段使いに事欠かない性能を有している。
筆者も個人的に使用しているが、ASRockの「DeskMini X300」と組み合わせて使うユーザーも多いほか、BTO PCメーカーも搭載PCを多数展開し、コロナ禍の外出自粛によってテレワークが推奨されるなか、Ryzen PRO 4000Gシリーズ搭載PCの売り上げも増えているという。
そんなRyzen PRO 4000Gシリーズだが、AMDファンのための生放送番組「AMD HEROES WORLD」では、コストパフォーマンスに優れる「Ryzen 5 PRO 4650G」を再訴求する放送が、4月7日に実施された。
本稿では、その際に紹介された検証環境と性能を紐解きつつ、その魅力を再確認していきたい。