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原神も快適動作!?AMDの公式生放送で再訴求されたAPU「Ryzen 5 PRO 4650G」の性能とは(3/3)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

解像度フルHDならPCゲームの多くで快適に動作

では、実際に性能はどうだったのだろうか。まずはCPUの性能を計測する定番のCINEBENCH R20のスコアーを確認したい。

「AMD HEROES WORLD」では、Zen 3ベースの最新CPU「Ryzen 5 5600X」+「Radeon RX 6700 XT」の組み合わせとも比較している。RyzenはZen 3になって、さらにシングルスレッドの性能が向上し、競合であるインテルのCPUにも勝ることになり、ゲームユーザーの注目の的になっている。

そのため、当然Ryzen 5 PRO 4650Gは、Ryzen 5 5600Xよりもシングルスレッドで100ほどスコアーが劣り、マルチスレッド性能もその分低い。

しかしながら、3年前に発売されたインテルのハイエンドなデスクトップに採用されていたCPU「Core i7-9700K」で3700台(メモリーなどの環境にもよる)というスコアーも確認できるので、3年前のハイエンドなデスクトップCPUに近い性能と考えると、コスパの良いAPUとしては、とても優秀だ。

CINEBENCHは、純粋にCPUを使ってスコアーを計測するため、ビデオカードの搭載、非搭載ではスコアーの差は見られなかった。では、定番のゲームベンチマークソフトである「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(FF14)ではどうだろうか。

FF14は、解像度がフルHDなら、Ryzen 5 PRO 4650G単体であってもスコアーが5531の「とても快適評価」と、非常に高い。バージョンが異なるため、純粋な比較にはならないが、 かつての『蒼天のイシュガルド』のベンチマークでは、5年前のNVIDIAのエントリー向けのビデオカード「GeForce GTX 950」が、6000前後というスコアーだったので、それに近いと考えると、4~5年前のコスパの良いゲーミングPC並みの性能を、ビデオカードなしで再現しているとも言える。

また、Ryzen 5 PRO 4650Gに「Radeon RX 6700 XT」を加えると、スコアーは1万以上高くなる。そのため、最初は「Ryzen 5 PRO 4650G」のみでコストを抑え、後にお金の工面ができたらRadeon RX 6700 XTを買い足せば、3倍近い性能アップも叶えられる。

ただし、やはりCPUがRyzen 5 5600Xの方が、Ryzen 5 PRO 4650GとRadeon RX 6700 XTとの組み合わせよりも、さらに1万以上高いスコアーとなっている。ゲームの動作は、GPUの性能でほぼ決まる、CPUはやや関係するくらいと思っていた人もいるだろうが、CPU性能の影響が高いとゲームによっては、大きな差になることが分かる。

しかしながら、Ryzen 5 5600Xは、Ryzen 5 PRO 4650Gよりも約1万円ほど高価で、Ryzen 5 PRO 4650Gと異なりGPUを内蔵しないため、最初からビデオカードを揃える必要がある。そのため、昨年話題となった『Cyberpunk 2077』のような、とても重いAAAタイトルを高画質で快適に遊びたい人は、Ryzen 5 5600X+Radeon RX 6700 XTの組み合わせも検討したいところだ。

一方、今のところPCではAAAタイトルをプレイする予定はなく、PCゲームは軽めのゲームをフルHDで遊べれば十分という人には、Ryzen 5 PRO 4650Gのみでも十分快適だ。実際、FF14よりも動作が軽く、ゲーミングPCでも動作するか、試す人が多い定番の「ドラゴンクエストXベンチマーク」では、Ryzen 5 PRO 4650Gのみのスコアーも1万を超え「すごく快適」評価になった。

また、それほど性能を必要としないためか、Ryzen 5 PRO 4650GとRadeon RX 6700 XTとの組み合わせとは1万ちょっと、Ryzen 5 5600XとRadeon RX 6700 XTとの組み合わせとも7500ほどと、FF14のベンチマークほど差は生まれなかった。

PCゲームのコンセプトは、ゲームによってさまざまだ。中にはプレイヤーの間口を広めるため、あえてCPU内蔵GPUのみで快適を謳う軽いゲームもある。この結果から、2D格闘ゲームやブラウザーゲーム、レトロゲームなど、動作が軽いと言われるゲームでも満足という人にとっては、高性能なGPUとの組み合わせはオーバースペックになってコスパは悪くなるため、プレイしたいゲームによってPC構成を考える意味はあることが分かる。

最後に、モバイルゲームだがPCでもプレイ可能な『原神』のフレームレート計測も見ていきたい。

原神は、Ryzen 5 PRO 4650G単体でも、平均で48fpsとそこそこ動作する。もちろん、画質設定にもよるが、フルHDなら十分快適にプレイできそうだ。最近は、原神や『ウマ娘 プリティーダービー』など、スマホゲームとして登場し、PCでも動作するゲームが人気だ。

PCでプレイする人の多くは、スマホのバッテリーを気にせずプレイしたい、大画面で操作したい、原神の場合はアクション性が高いため、家にいる時はコントローラーでより快適に操作したい、という要望があるためだという。

中にはPCで動作プレイする際は、先月配信されたばかりの『リネージュ2M』のように4K高解像度で動作できるゲームもあるが、元がモバイルゲームでPC動作に対応するゲームは、解像度がフルHDほどで動作も軽めなので、Ryzen 5 PRO 4650Gはちょうどよい性能とも言える。

Ryzen 5 PRO 4650Gは価格の割に高いGPU性能を有し
コスパの良いメインPCまたはセカンドPCに最適

今回紹介したRyzen 5 PRO 4650G搭載環境の解説は、「AMD HEROES WORLD」の4月7日放送「AMD HEROES WORLD #76」にて、より詳しく紹介されている。

日本AMDの公式生放送である「AMD HEROES WORLD」は、PCゲーマーが最も注目する今話題のAMD CPU「Ryzen」やGPU「Radeon」の最新情報から、意外に知らない情報まで、公式ならではの情報が発信されている。

今回取り上げた「Ryzen 5 PRO 4650G」は、新型コロナ感染症蔓延に伴い世界中で半導体が枯渇し、ビデオカードが入手困難な状況のなか、ひとまずPCゲームがプレイできる環境を構築するにはオススメなAPUとなっている。一昔前のハイエンドCPUに迫る処理性能と、軽いゲームならフルHDで快適に動作するGPU性能を有し、3万円前後というコスパは、普段使いのメインPCから、軽めのゲームをプレイするセカンドPCに持ってこいだ。

配信されたばかりの最新のRadeon SoftwareとWindows用AMD Linkを使えば、ハイエンドなPCに接続して友人とPCゲームの2人プレイできる可能性もある。おもしろい機能が続々追加されているRadeon Softwareを使ってみたい、という人にも推奨したい。

気になった人は、今回の検証環境を参考に「Ryzen 5 PRO 4650G」搭載PC自作や搭載PCの購入を検討してみてはどうだろう。まずは、AMDの情報を集めたいという人は、AMDの公式生放送「AMD HEROES WORLD」も要チェックだ。


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