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Ryzen搭載PCのシェアは昨年比1.6倍増!老舗通販ショップ「パソコンショップSEVEN」のRyzen&Radeon搭載PCの売れ行きなどに迫る

文●平澤寿康 編集●AMD HEROES編集部

 AMDのRyzenシリーズは、優れた性能と手ごろな価格を実現することで、登場直後からハイエンドユーザーの心を掴み、「Ryzen 3000」シリーズでその人気が一気に爆発。それ以降”ハイエンドPC=Ryzen”という図式が確立し、最新世代となる「Zen3」世代の「Ryzen 5000」シリーズでは、競合を寄せ付けない圧倒的な性能を実現することで、その地位を確固たるものとしている。

 そこで今回は、特にゲーミング向けなどハイエンド製品に強いBTOパソコンのオンライン通販ショップ「パソコンショップSEVEN」を運営するセブンアールの代表取締役である西川 龍氏と、中嶋孝昌氏(以下、敬称略)に、ここ1年ほどのAMD製CPU搭載パソコンの売れ行きなどを聞いてみた。

「パソコンショップSEVEN」は、秋葉原で製造から出荷までを行なう老舗の通販専門BTOメーカー。公式サイトの左サイドメニューにCPUとGPU別にリンクがある他、価格帯からCPU、GPU、メモリーと自分が想定するパーツ構成で検索も可能。AMD Ryzen&Radeon搭載PCが欲しいという人にも、自分好みのPCが探しやすくなっている

――まずはじめに、ここ1年ほどの間のパソコンの売れ行きについて教えてください。>

中嶋様 自宅で仕事をされる方、外出を控える目的でパソコンを利用される方の需要もあってか、この1年は多くのご注文をいただきました。弊社は主にゲーム用途でビデオカードを搭載したモデルを選んでいただくことが多かったのですが、在宅ワークなど働き方の多様化に応じてビデオカードを搭載しないモデルのご注文や問い合わせが増えたのが印象的でした。

――パソコンの買い方についての問い合わせで、近年特徴的なものはありますか?

中嶋様 2020年末のボーナス商戦時期ですと、「Apex Legendsをやりたいけど、どのパソコンがいいですか」という購入相談はとても多かったです。他には、このタイトルをプレイするなら、ビデオカードはどれがいいですか、電源容量は足りていますか、といった問い合わせがあります。
 あと、近年の特徴としては、ゲームをプレイしながら配信したいけどどれがいいのか、というご相談をいただくことが増えました。自分でゲームをプレイするだけではなくて、その様子を配信したり、録画したデータを編集したりといった内容の問い合わせは、過去にはほとんどありませんでしたので、最近の特徴と言えると思います。

問い合わせは電話の他、問い合わせフォームから細かく聞くことができる。購入前でも利用できるので、PC購入前にいろいろ迷っている人でも安心だ

――そういった中で、AMD製CPUに対する印象はどうでしょうか。

中嶋様 それはもう、”Ryzen”という商品が出てきてガラッと印象が変わったのは、我々だけでなく皆さんお分かりだと思います。特にRyzen 3000シリーズが大ブレイクで、一気に人気が出た印象があります。
 それまで、我々が販売するパソコンでのAMDのCPUの割合は低かったんですが、Ryzen 3000シリーズからは一気にシェアが伸びました。過去1年間で見ると、AMD製CPU搭載パソコンの販売は、前年比1.6倍ほどになっています。
 ご存じのように、直近は半導体供給不足がCPUにまで影響しておりますが、安定的な供給が受けられる状態であれば、Ryzen搭載パソコンは引き続き勢いのある印象です。特に若い方の相談を受ける際に「Ryzenが良いって聞いたんですけど」という話しをされる方が多くいらっしゃいました。そういった口コミも聞いていることもあってか、Ryzen搭載製品を選ばれる方が多くなっています。

――Ryzenでしたら、どのモデルがいちばん売れていますか?

西川様 もともと当店は中高価格帯の製品が売れ筋になっています。そのため、Ryzen 9シリーズではRyzen 9 5900Xが圧倒的に人気となっています。それにRyzen 7、Ryzen 5が続く感じです。ボリュームゾーンとしては、10万円台後半から20万円台前半のモデルをベースにカスタマイズして買われるお客様が多くなっています。

CPUはAMD「Ryzen 9 5900X」(12コア/24スレッド、3.7~4.8GHz)、ビデオカードにNVIDIA「GeForce RTX 3070」を備えた「ZEFT R31G」などは、PCケースにFractal Design「Define 7 Compact」を採用したシンプルで落ち着いたデザインのPCとして注目の1台

――Ryzen Threadripperについてはどうですか。

西川様 Ryzen Threadripperは、クリエイターなど専門的な用途の限られた方だけに選ばれるモデルと予想していました。実際はセミプロや趣味で使用される方など一般の方々にも需要があり、コンスタントに売れています。Threadripper搭載パソコンを選ぶ方は、CPUパワーをメインに必要とする作業を行う方が中心です。

60万円台からと高価なRyzen Threadripper搭載の「ZEFT RT37E」は、CPUにAMD「Ryzen Threadripper 3970X」(32コア/64スレッド、3.7~4.5GHz)、ビデオカードに最新のAMD「Radeon RX 6800」を備えたPC。64スレッドという圧倒的なマルチスレッド性能は、CGレンダリングや高画質の動画編集などで活きる

――APU搭載パソコンの売れ行きとかはどうでしょうか。

中嶋様 実際にお電話でご相談をいただく中で多いのは、今まではそうではなかったが、自宅で仕事することになったり、オンラインでの学習やビデオ通話をすることになったりと、急に利用頻度や時間が増えた方です。お話しして早々にパソコンに詳しくありませんと言っていただく方も多いです。細かな説明は省きながらも、最新設計でグラフィックスが優秀であること、市場でも人気があることを伝えると不安なく納得いただけます。もちろん、どうせ買うならいいパソコンにしておこうと、ゲーミングモデルを選ばれる方も多くいらっしゃいます。

APUのAMD「Ryzen 5 PRO 4650G」(6コア/12スレッド、3.7~4.2GHz)搭載の「SR-ar5-5530A/S3/LW」であれば、10万円を切る価格で購入可能。ブラウザーゲームや2Dの軽いPCゲームならフルHDで十分遊ぶGPU性能を持ち、普段使いとエンタメ用途にも使える、外出自粛になり自宅で使うPCが欲しい人には持ってこいの製品だ

――AMD製チップセットに関してはどういった印象をお持ちでしょうか。

西川様 ミドルレンジ向けながらB550チップセットの性能が必要かつ十分に高く、当店では人気があります。
 最近出たケースにはフロントUSB Type-Cポートを備えているものが多く、USB Type-Cポートを備えたモデルが多いB550チップセットのマザーボードとは相性が良いと感じます。
 また、当店ではGen4対応のSSDを選ばれる方の割合が高まってきています。今後X570に新しいモデルが出てくればハイエンドグレードマザーボードの人気は一気に高まるのではないかと期待しています。

――Radeon搭載ビデオカードについてはどういった印象をお持ちでしょうか。

西川様 社内ベンチマークテストの結果や、ゲームでの使用感のレビューなどを総合すると良いモデルですね。半導体不足でビデオカードが軒並み値上がりする中、値上がりも比較的抑えられていますので手ごろ感はあるかな、と思います。現時点でなかなか数が入ってこないですが、以前のRadeonに比べると反響はあるな、という印象で、じわじわ出ているという感じです。

西川様 以前はRadeonというとAMDのファンの方が購入される玄人好みなイメージでしたが、最適化の進んだゲームでは素晴らしいパフォーマンスを発揮するといったこともありますし、玄人好みというイメージは薄れてきていると思います。
 ちなみに、Ryzen搭載パソコンで、ビデオカードにRadeon RX 6700 XT/6800/6900 XTを搭載するモデルも取り扱っています。今は欠品しているのですが、Radeon RX 6800 XT搭載モデルは出せば即売れるような状況で人気があります。

競合のBTOメーカーだと売り切れが多くなってきたRadeon搭載PCも、Radeon RX 6800 XT以外のラインアップは揃っていた。最新のAMD「Radeon RX 6700 XT」を搭載する「ZEFT RX31HE」は、PCゲームをプレイするなら十分な性能を有するAMD「Ryzen 5 5600X」を搭載し、PCケースにスタイリッシュでシンプルなNZXT「H510」を備え、若い男女の心も掴みそうなオススメなゲーミングPCだ

――最後に、今後のAMDに期待することを教えてください。

西川様 Ryzenの人気上昇に伴って、今後はビデオカードのRadeonも人気が上がってくると思います。そうなってくると、今後はAMDで固めた製品もどんどん受け入れられていくようになると思います。我々も、そこを逃すことなく、ケアしていければと思います。
 社内でも着々とRyzenユーザーが増えていますし、今後もAMDのCPUとビデオカードを使って面白いことができればいいな、と思っていますので、ぜひご期待ください。

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