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【注目Radeonピックアップ!第33回】

ミドルレンジながら高耐久部材を採用したASRock「RX 6700 XT Challenger Pro OC」をレビュー (1/2)

 数あるPCパーツメーカーの中でも、AMDプラットフォームにおいて存在感を増しているASRock。特にRadeon搭載グラフィックスカードは、トップエンド向けのTaichi、ハイエンド向けのPhantom Gaming、そしてミドルレンジ向けのChallengerと3つのシリーズを軸にラインアップを展開しており、市場でも高い人気を誇っている。

 今回紹介する「Radeon RX 6700 XT Challenger Pro 12GB OC」(型番:RX6700XT CLP 12GO、以下 RX 6700 XT Challenger Pro OC)は、GPUに「Radeon RX 6700 XT」(以下、RX 6700 XT)を採用したグラフィックスカードで、価格と性能のバランスに優れた製品に仕上がっている。では、このRX 6700 XT Challenger Pro OCは、ゲームでどの程度のパフォーマンスを発揮するのか、テストにより確かめてみたい。

ブーストクロックは2620MHz
高品質な部材を採用した豪華な仕様

 まずは、RX 6700 XT Challenger Pro OCの動作クロック設定から説明していこう。RX 6700 XT Challenger Pro OCのベースクロックは2375MHz、ゲームクロックは2474MHz、ブーストクロックは2620MHzと、リファレンス比で順に54MHz、50MHz、39MHzをそれぞれ引き上げたクロックアップモデルになっている。なお、メモリーにはGDDR6を12GB搭載し、そのクロックは16Gbpsで、こちらはリファレンスから変わりはない。

GPU-Z(Version 2.40.0)の実行結果
Radeon Softwareから仕様を確認したところ

 さらに、付属アプリケーションの「ASRock Tweak」(Version 2.0.26)を用いると、「オーバークロック」「サイレント」という2つの動作モードに変更可能だ。試しにオーバークロックモードに変更してみると、電力制限(Power Limit)が10%増加し、サイレントモードでは5%減少した。なお、「GPU-Z」で動作クロックを見る限り、これらの動作モードでブーストクロックは変化しないようだ。

 また、「カスタマイズ」を選択すると、ブーストクロックを1MHz刻みで500~2950MHzに変更できるほか、メモリークロックを8Gbps刻みで17.2Gbpsまで上昇させることも可能だ。

付属アプリケーションのASRock Tweak

 カード長は実測で約304mm(※突起部除く)で、RX 6700 XTリファレンスカードが同266mmだったので、それよりも38mmも長い計算になる。ただ、基板自体は243mmほどしかなく、GPUクーラーが後方に61mmほど張り出した格好だ。また、マザーボードに装着した際、垂直方向にブラケットから25mmほどはみ出る背の高さもあり、RX 6700 XT Challenger Pro OCはミドルレンジ向けではあるが、かなり大きめな印象を受ける。

全体的に黒一色で落ち着いた雰囲気。ゲーミング向けモデルではあるが、派手なLEDも用意されていない
カード裏面の様子。金属製バックプレートが装着されているが、基板がGPUクーラーよりかなり短いのが見て取れる

 GPUクーラーには、90mm角相当のファンが3基搭載されている。これらのファンのブレードには、2本の線状の突起が設けられているほか、一部の表面が研磨されており、ASRockによるとこれらの工夫でエアフローが強化されるという。また、「0dB silent cooling」と呼ばれる仕組みにより、GPU負荷が低いアイドル時にファンの回転を停止する仕組みも用意されている。

 なお、先ほどのASRock Tweakを用いることで、回転数を一定にすることや、任意の温度における回転数を自由にカスタマイズすることが可能だ。

独自形状のブレードを採用したファン。90mm角相当のものを3基搭載する

 GPUクーラーには3本の銅製ヒートパイプが用いられている。GPU直上の銅製ベースと接する箇所は、ヒートパイプを平らにすることで、接地面積を増大し、より高い熱平衡を実現している。

カードを横から見たところ。GPUクーラーは2.3スロット占有タイプで、3本のヒートパイプが確認できる

 さらに、電源部にはMOSFETとドライバICを1つのパッケージに収めたDr.MOS、60Aに対応する大容量タイプのチョークコイル、さらにニチコン製で製品寿命が12000時間を誇る電解コンデンサなど、高品質な部材を揃えており、ミドルレンジ向けながらかなり豪華な仕様に仕上がっている。

 補助電源コネクタは、8ピンを2基搭載している。RTX 6700 XTリファレンスカードが8ピン+6ピンであったので、6ピンが8ピンになった分の電力供給量の強化が施されている。外部出力インタフェースは,DisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1 Type A×1という構成。このあたりは、RTX 6700 XTリファレンスカードから変わりはない。

補助電源コネクタは8ピン×2仕様で、リファレンスカードから強化されている
部出力インタフェースは,DisplayPortが3つにHDMIが1つと、このクラスの製品ではよく見かける構成だ

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