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AMDが応援!デジタルで夢を叶える中高生支援プロジェクト

「誰も挑戦していない分野にこそ勝機がある」エバーブルーテクノロジーズ 野間恒毅氏に聞く”夢の叶え方”(3/3)

相川いずみ/編集● 村野晃一(ASCII編集部)

※この記事はASCII.jpからの転載です。一部加筆修正して掲出しています。(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

アイデアは誰でも思いつくが、実現しようとする人は少ない

質問タイムには、メンバーから様々な質問が野間氏に寄せられた。

「今の仕事は好きか」という問いに対しては、「会社の中で、この仕事が一番好きなのは自分だと思う」と回答。「スタートアップでは、『起業したい』『社長になりたい』『儲かればいい』という人もいるが、私はそういったことには興味がない。アイデアだけなら誰でも思いつくけれど、それを実際に実現しようとする人は少ない。私がアイデアを実行にうつしたときに、色々な分野の専門家が興味をもって集まってきてくれた。そうした人たちがいる会社で、『この仕事は面白いな~』とずっと思いながら仕事をしている」と話した。

エバーブルーテクノロジーズには、ヨットや自動操縦など、様々な分野の専門家が集まっている。

また、興味の見つけ方については、「私は小学校のころから好きなものはあまり変わっていない。好きなものは好きなまま、『この年だから卒業』なんてことはしない。飽きたらその趣味を休むだけ。他の趣味にいっても、またいつでも再開できる。そうして色んなことをやっていたら、意外とたくさんのことができるようになって、今の仕事にもつながっていった」と、自らのエピソードを語った。

自動操船無人ヨットは、様々な知識や技術が絡み合って成り立っている。

中学2年生の佐伯さんからは、「パソコンを使って何かできることを見つけるおすすめの方法が知りたい」という質問が出た。野間氏は、「とにかく検索する。知りたいことを検索してみて、最初に出た5つのサイトを上から順に全部見る。そして、そのサイトの中で見て気になったキーワードをさらに検索する。それを繰り返していくと、自然と自分の視野が広がり、色々なものに興味を持てるようになる」とアドバイスをした。

自身も高校生の息子の父親であるという野間氏は、最後に「自分の子どもには、『人を笑顔にする仕事をしなさい。そのうえで、自分が笑顔になりなさい』とだけ伝えている」と話し、授業を締めくくった。

授業で自分の未来につながるヒントを得たメンバー

今回の話もとても興味深く、自動操船無人ヨットという中高生にはあまりなじみのないジャンルだったにも関わらず、メンバー全員が熱心に聞き入っている姿が印象的だった。なかには「先生の過去が自分と重なるところがありとても共感できた(前田さん)」と、野間氏の学生時代のエピソードと自分の現在の興味が近いことで、さらに親近感を感じたメンバーもいたようだ。

授業を聞いたあとのメンバーの感想を一部紹介していこう。

「自分の好きなことから離れるときは、一回凍結させて他のことに行ってまた戻ってくるときに再開すること。これだとどんどん積み重なって今後のことに活かせる」(日高さん)

「まず、自動操船無人ヨット自体の存在を、今回の授業を聴いて初めて知りました。誰もがチャレンジしたことのない分野を考え出し創り出す、発明することは本当に難しく、さらに自分の力で沢山調べて事業として動かすのは本当に大変なことなのに、すごいことだなと思いました。自分もこれからは興味がある事はどんどん探求していきたいです」(相馬さん)

各自印象に残った箇所は違うが、今回も1時間の授業の中から、それぞれヒントを得たようだ。

以上で、3週にわたって開催した特別授業は終了した。

これまでの授業内容
テーマ 講師
第1回 授業 プログラミング 寺本大輝 先生
(プログラマー / ハックフォープレイ株式会社 CEO)
第2回 授業 クリエイティブ 乃樹坂くしお 先生
(イラストレーター / 京都芸術大学講師)
第3回 授業 ビジネス 野間 恒毅 先生
(エバーブルーテクノロジーズ株式会社 CEO)

次回の最終回では、これらの授業を受け、さらに2か月間にわたって「Lenovo Legion 560 Pro」を使ってきた経験をふまえて、メンバーがどのように感じ考えたのかを紹介する。ぜひ、デジタルを活用して夢を叶えるための参考にしてほしい。


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