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爽快アクションが魅力の「SCARLET NEXUS」、Radeon 6000シリーズでの快適性を検証(1/2)

文● 宮崎真一 編集● AMD HEROES編集部

バンダイナムコエンターテインメントから発売されている「SCARLET NEXUS」。同タイトルは、さまざまな「超脳力」を使い、成層圏から飛来する異形の生命体「怪異」と戦うブレインパンク・アクションRPGだ。「怪異討伐軍」のユイト・スメラギまたはカサネ・ランドール、いずれかの主人公を操作し、物語を進めていく。

同タイトルは、RPGとして人気を誇っている「テイルズ オブ」シリーズを10年ほど携わった穴吹健児氏がディレクターを務めていることでも話題を集めているゲームである。

開発はバンダイナムコスタジオとトーセが担当しているが、今時のゲームらしくPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X/S、Xbox One、それにPCと、多くのプラットフォームに対応している点が1つ特徴だ。PC版はSteamで提供されているが、どの程度のフレームレートで遊ぶことが可能なのかは気になるところ。

そこで、「Radeon RX 6900 XT」(以下、RX 6900 XT)、「Radeon RX 6800 XT」(以下、RX 6800 XT)、「Radeon RX 6800」(以下、RX 6800)、「Radeon RX 6700 XT」(以下、RX 6700 XT)の4種類のGPUを搭載したグラフィックスカードを用意。それぞれのカードを使って実際にゲームをプレイし、その際のフレームレートを確かめてみた。果たして、快適なプレイが実現するのだろうか。

ゲームエンジンはUnreal Engine 4を採用
設定項目はさほど多くなく比較的軽め

まずは、SCARLET NEXUSの仕様について説明しておこう、ゲームエンジンは、Epic Gamesの「Unreal Engine 4」を採用している。登場するキャラクターなどはアニメチックなデザインになっており、「SAS」と呼ばれる特殊攻撃の際にはカットイン描写が行なわれるなど、迫力のある凝った演出が印象的なゲームだ。

このゲームの推奨環境は、CPUが「Core i5-4690K」または「Ryzen 5 2600X」以上、GPUが「GeForce GTX 970」または「Radeon R9 290X」以上。CPUに4コアもしくは6コア以上が要求されている一方で、GPUに関するハードルはあまり高くない。グラフィックスメモリーも最低環境は2GB以上、推奨でも4GB以上とそれほど多くは必要としていない。

バンダイナムコエンターテインメントが示す必要環境を表にまとめておくが、最低環境ではGPUは「GeForce GTX 760」や「Radeon HD 7970」で足りるようで、7~8年前のPCでもその最低環境を満たせるほどだ。

最低環境 推奨環境
CPU インテル「Core i5-3470」(4コア/4スレッド、3.5~3.9GHz)
AMD「FX-8350」(8コア/8スレッド、4.0~4.2GHz)
インテル「Core i5-4690K」(4コア/4スレッド、3.5~3.9GHz)
AMD「Ryzen 5 2600X」(6コア/12スレッド、3.6~4.2GHz)
システムメモリー 6GB以上 8GB以上
GPU NVIDIA「GeForce GTX 760」(2GB)
AMD「Radeon HD 7970」(3GB)
NVIDIA「GeForce GTX 970」(4GB)
AMD「Radeon R9 290X」(4GB)
DirectX Version 11 Version 11
ストレージ 50GB以上の空き 50GB以上の空き
OS Microsoft「Windows 10 64bit版」 Microsoft「Windows 10 64bit版」

そのためもあってか、グラフィックスに関連する設定はさほど多くない。設定内容を確認すると、アンチエイリアシングにFXAAとTXAAをサポートするほか、テクスチャやシャドウ、それにポストプロセッシングそれぞれのクオリティを設定できる程度で、あまり詳細な内容は用意されていない。30fpsや60fpsにフレームレートの上限を設定できるあたりを見ても、このあたりはコンシューマーゲーム機と足並みを揃えた印象だ。

グラフィックスに関する設定項目。PC向けゲームとしては、設定はかなり少なめだ

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