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【AMDチップセットマザーボードレビュー第41回】

非ゲーミングながらデザインも◎! 高耐久で長く使えるGIGABYTE「X570S UD」(1/2)

文● 石川ひさよし 編集● AMD HEROES編集部

製品名:X570S UD (rev. 1.0)
メーカー:GIGABYTE
実売価格:3万円前後

「ゲーミング」に代表されるように、最近では用途ごとに付加価値を盛り込むのがマザーボードのトレンドになっている。それと区別する形で、基本的な機能に特化したものは「スタンダード」と呼ばれるようになった。製品にもよるが、こうしたモデルには基本機能に特化することで価格を抑えたものや、ゲーミングモデルよりも落ち着いたデザインのものが多い。

スタンダードモデルはチップセットごとに展開されているため、例えばハイエンドチップセットを搭載するスタンダードモデルも存在する。今回紹介するGIGABYTE「X570S UD (rev. 1.0)」は、比較的高価と言われるAMD X570チップセットを搭載しつつも価格を抑え、最新インターフェースを備えた実用的なマザーボードだ。

「X570S UD (rev. 1.0)」の主なスペック
対応ソケット Socket AM4
チップセット AMD X570
フォームファクター ATX
メモリースロット DDR4×4(最大128GB)
対応メモリークロック DDR4-5100+(OC)~3300(OC)、DDR4-3200~2133
拡張スロット PCI Express 4.0 x16×2(x16/x2)、PCI Express 4.0 x1×2
ストレージインターフェース SATA 3(6Gbps)×6、M.2(PCIe 4.0 x4)×1、M.2(PCIe 4.0 x4/SATA 3.0)×2
ネットワーク 2.5Gb LAN(Realtek RTL8125BG)
サウンド 7.1ch HDオーディオ(Realtek ALC897)
リアインターフェース PS/2×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A×1、USB 3.2 Gen 1 Type-A×4、USB 2.0×2、HDMI×1、オーディオ端子×6
M/B上インターフェース アドレサブルRGB LEDヘッダー×2、RGB LEDヘッダー×2、CPUクーラー用LEDヘッダー×1、USB 3.2 Gen 2 Type-Cヘッダー×1、USB 3.2 Gen 1ヘッダー×1、USB 2.0ヘッダー×2、TPMヘッダー×1など

モノトーンデザインで落ち着きがあり見た目もよし

X570S UD (rev. 1.0)は、チップセットヒートシンクの左上を起点に、モノトーンカラーで放射状のデザインを描く。デザイン性と言えばゲーミングマザーボードというイメージもあるが、スタンダードマザーボードのUDシリーズもなかなかのものだ。

VRMヒートシンクはCPUソケットの左、上と2つに分かれており、上はよくあるブロック型のものだが、左はI/Oシールドカバー部分までせりだす大型のブロックを採用している。表面形状はフラットで、先に触れた放射状のデザインでインパクトを出している。

こうした大型ヒートシンクはMSIのマザーボードや他社Mini-ITXマザーボードで見られるが、GIGABYTEはバックパネルの部分にプラスチックカバーを残しているのが特徴だ。

VRMにはブロックタイプの大型ヒートシンクを採用

チップセットヒートシンクは、AMD X570リニューアルモデルということでファンレス仕様だ。こちらもフラットな形状でシンプルなデザインが良い。また、M.2スロットは3基あるが、ヒートシンクは1基のみ。ここはスタンダードマザーボードとしてのコスト重視の表れだろう。このヒートシンクは、片側を挿し込み式としてネジ1つで固定する方法。これもまた使い勝手が良い。

AMD X570チップセットのリニューアルモデルでは、チップセットヒートシンクがファンレスに

放射状のモノトーンカラーがインパクトを与えているものの、シンプルでクセのないデザインはPCケース内を落ち着いたイメージに仕上げてくれるのではないだろうか。実機を見た印象としては、ゲーミングマザーボードと比べても見劣りしないどころか、むしろこのデザインを目当てにするのもアリだと思う。

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