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伝説のゲーム「月姫」のスピンオフ格ゲー「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」はRyzen 7 5700Gでも4Kで快適にプレイできた!(2/2)

ジャイアン鈴木 編集● ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

「MELTY BLOOD」のプレイ感を継承しつつ
ゲームシステムを新規に再構築

ゲームシステムはシリーズのプレイ感を継承しつつ、新規に再構築。特に、これまで格闘ゲームをあまりプレイしてこなかった層のために、ボタン連打で気持ちよくコンボが決まるようなシステムが採用されている。

間合いだけをはかって攻撃ボタンを連打するだけでもコンボが決まり、格闘ゲームならではの爽快感が誰でも味わえる

登場するキャラクターは「月姫 -A piece of blue glass moon-」をベースに総勢10人以上。またキャラクターを自分好みのカラーバリエーションにカスタマイズする機能も搭載されている。ただ、デフォルトのカラーデザインが至高だと感じる方が多いことだろう。

記事執筆時点で14種類のキャラクターが選択可能だった

バトルシステムとしては、攻撃ボタンを連続で押すことで放てる連続技「ラピッドビート」、相手の攻撃を受け止める「シールド」、シールド成功後に攻撃ボタンを押すと発動する「シールドカウンター」、ダメージが高い「必殺技」、対応する方向キー+攻撃ボタンで簡単に繰り出せる許可版必殺技「ムーンスキル」、ゲージ「マジックサーキット」にためた力を消費して使用できる「EX必殺技」、さらに、超強力な必殺技「アークドライブ」や最大級のダメージを与えられる「ラストアーク」などが実装されている。

システム自体は多めだが、直感的に操作しやすく、そもそもすべてを使いこなさなくても対戦は成立する。一方で、効果的に使用できれば高いダメージを出したり有利な読み合いをしたりできるシステムもあり、格闘ゲーム初心者もスムーズに楽しめる門戸の広さと、格闘ゲーム上級者がやり込める奥深さを両立しているゲームシステムだ。

「必殺技」、「アークドライブ」、「ラストアーク」などのコマンドは「必殺技チャレンジ」で繰り返し練習可能だ

プレイヤー同士の対戦だけでなく、シングルモードや練習用のトレーニングモードなど、複数のモードがある

本作には、好きなキャラクターを選択してストーリーを楽しめる「SINGLE PLAY」、プレイヤー同士やCPUと対戦可能な「VERSUS」、ネットワーク上のプレイヤーとの対戦を楽しめる「NETWORK」、キャラクターの操作をとことん練習できる「TRAINING」、アイコンや称号などを購入・設定するための「CUSTOMIZE」、イラストやムービーを鑑賞できる「GALLERY」、難易度・解像度・音量などを設定可能な「OPTION」など多彩なモードが用意されている。

「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」を遊んだら
「月姫 -A piece of blue glass moon-」の購入不可避

筆者自身はまだ「月姫 -A piece of blue glass moon-」をプレイしておらず、2000年に同人ゲーム版の「月姫」を遊んだきりなのだが、本作をプレイしたら当時の感動が鮮明に浮かび上がってきた。

シングルプレイのシナリオや、戦闘時のセリフを奈須きのこ氏が手がけているだけに、当然だが世界観やキャラクターの人となりにまったくブレがない。まるで昔の友人に会ったような気分だ。いまは「月姫 -A piece of blue glass moon-」のPlayStation 4版とNintendo Switch版のどちらを購入するか悩んでいるぐらい、再び「月姫」にはまっている。

格闘ゲームとしては現時点では、「アルクェイド」と「シエル」のシングルプレイをクリアーして、いまは「TRAINING」でそれぞれの必殺技を練習しているところ。技のバリエーションが増えれば、戦いの際の選択肢も増える。対戦カードの組み合わせで戦闘中のセリフも変わるので、それをご褒美にしつつ、ネットワーク対戦に向けて腕を磨きたいと思う。

格闘ゲームをプレイするにあたってはキャラクターの性能も重要だが、どれだけ感情移入できるかという点も大事な要素。その点、「月姫」のキャラクターであれば、主要3キャラクター以外にもそれぞれ物語があり、愛着が持てる。ぜひ、「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」と「月姫 -A piece of blue glass moon-」をセットでゲットし、交互にプレイして、どっぷりと世界観に浸ってほしい。

「ラストアーク」などのゲージ消費技は強力かつ、映像も美しい。反射的に繰り出せるようにとことん練習しておきたい

コントローラーはカスタマイズ可能。押しにくい組み合わせを1ボタンで入力できるようにすることも可能だ

「Ryzen 7 5700G」搭載マシンでの快適度はいかに?

最後に「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」がAMDのプラットフォームでどのぐらい快適に動作するのかチェックしてみよう。今回のテストに用意したのは「Ryzen 7 5700G」(8コア/16スレッド、3.8~4.6GHz)、GPUは内蔵グラフィックスで「Radeon Graphics」となる。

検証に使用したAPU

CPUに「Ryzen 7 5700G」を搭載したPCを用意して、「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」のフレームレートを検証している

グラフィック設定はインストール時のデフォルト設定を元に、フルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)でゲームをプレイし、それぞれで平均、最小、最大フレームレートを「MSI Afterburner」で計測した。

今回はAPU(GPU内蔵CPU)としてRyzen 7 5700Gを搭載し、ディスクリートGPUはなしと、比較的シンプルなシステム構成だが、フルHD、WQHD、4K解像度のすべてで平均60.0fpsと横並びになった。これは「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」のフレームレートの上限が60fpsに設定されているため。つまりRyzen 7 5700Gの内蔵グラフィックスのみで、4K解像度でもゲームの上限フレームレートに達したわけだ。結論としては、「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」なら、APUのみの超小型ゲーミングデスクトップPCでも快適にプレイできると言える。


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