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Radeon RX 6800 XT以上なら4Kでも余裕!?「ファークライ6」をRadeon RX 6000シリーズで動作検証(2/2)

文● 宮崎真一 編集● AMD HEROES編集部

RX 6600 XTでも快適なプレイを実現
4KでRX 6900 XTが真価を発揮

それでは、テスト結果を見ていこう。まずはゲームに用意されたベンチマークモードの結果からだが、1920×1080ドットではCPUがボトルネックとなるようで、平均フレームレートは110fps付近で、最小フレームレートは80fps弱で、それぞれ頭打ちになっている。

それを踏まえて見ていくと、1920×1080ドットであれば、RX 6600 XTでも常時70fps以上のフレームレートを発揮し、快適なプレイを実現する。しかし、この解像度ではRX 6700 XTからRX 6900 XTまでの差はあまりなく、ハイエンドのGPUを利用する恩恵は見られない。

だが、2560×1440ドットに目を移すと、さすがにRX 6700 XTがトップグループから落ちてしまうものの、最小フレームレートが51fpsならプレイに支障はない。一方、RX 6900 XTとRX 6800 XTはどちらも1920×1080ドットからフレームレートはほとんど低下していない。

3840×2160ドットにもなると、さすがに全体的にフレームレートは低下してしまうが、RX 6900 XTとRX 6800 XTは最小フレームレートが50fpsを上回っており、快適なプレイを実現。また、平均フレームレートでは、RX 6900 XTがRX 6800 XTに7%ほどの溝を空けており、最上位モデルとしての格を見せ付けている。

続いて実際のゲームシーンにおけるフレームレートを見てみよう。まずは、サントアリオ島の海岸のシーンだが、ここでは「CapFrameX」(Version 1.6.5)を用いてフレームレートを取得する。なお、最小フレームレートの代わりに全体の1%のデータが位置する1パーセンタイルフレームレートを使用し、以降、文中とグラフ中ともに「Minimum(1%)」と表記することをここで断っておく。

その結果だが、全体的にベンチマークより若干負荷が軽めなのか、1920×1080ドットではRX 6900 XTとRX 6800 XTは、平均フレームレートが130fps台まで伸びている。RX 6700 XTはそれらより一段低くなるものの、それでも平均フレームレートは120fpsほどと高いパフォーマンスを発揮している。また、RX 6600 XTもMinimum(1%)が60fpsを大きく上回っており、実際にプレイしていても画面のカクツキなどを感じることはなかった。

2560×1440ドットになると、フレームレートが若干低下するものの、ここで注目したいのはRX 6600 XTのMinimum(1%)が60fpsを維持していることだ。また、3840×2160ドットでは、RX 6700 XTとRX 6600 XTは、平均フレームレートでさえ60fpsに届いていないが、RX 6800 XTはMinimum(1%)が60fpsを上回っており、快適なプレイが可能。RX 6900 XTにいたっては、Minimum(1%)が70fpsを超え、さすが最上位モデルといったところだ。

最後にサントアリオ島中央部のメインストリートのシーンのテスト結果を見てみよう。このシーンでは、戦闘する場面もあるため描画負荷が高く、フレームレートは全体的にベンチマークよりも低い値となった。

だが、1920×1080ドットにおいては、すべてのGPUがMinimum(1%)で70fpsを上回っている。RX 6600 XTが平均フレームレートで若干遅れを取るものの、おおむね100fps前後と良好な結果を残している。2560×1440ドットになると、RX 6700 XTとRX 6600 XTは、Minimum(1%)が60fpsを割ってしまった。

とはいえ、RX 6700 XTは50fpsを保っており、プレイに支障はない。一方、RX 6900 XTとRX 6800 XTは、1920×1080ドットからほとんどフレームレートが低下しておらず、ゲームの快適度は申し分ない。3840×2160ドットでは、RX 6900 XTとRX 6800 XTでさえもMinimum(1%)は60fpsを切っている。

この点を見ても、ファークライ6の描画負荷が大きいことがうかがえるが、前述のとおりMinimum(1%)が50fps以上であれば、プレイするうえで十分なフレームレートと言える。なお、ここでのRX 6900 XTとRX 6800 XTとの差は7%ほどで、より快適性を求めるのであれば、やはりRX 6900 XTに軍配が挙がる。また、RX 6700 XTとRX 6600 XTは、さすがに3840×2160ドットもの高解像度になると力不足の感は否めない。

解像度に合わせてGPUを選びたい
4KならRX 6800 XTかRX 6900 XTを選択

以上のテスト結果を踏まえると、フルHDでファークライ6をプレイするのであれば、RX 6600 XTで十分なフレームレートが得られている。そのため、RX 6900 XTやRX 6800 XTといった高価なGPUを用意しなくてもファークライ6を楽しめると言える。

一方、こうした高価なGPUを利用するメリットは、高解像度で高いフレームレートが得られる点だ。2560×1440ドットや3840×2160ドットといった高解像度でプレイしたいのであれば、RX 6900 XTもしくはRX 6800 XTが必要だ。

また、RX 6900 XTの優位性は、その3840×2160ドットの平均フレームレートで見えてくるものの、最小フレームレートはCPU性能の影響もあるため、RX 6800 XTと大差ない結果になっている点は留意しておきたい。

AMDでは「ゲームがもらえるキャンペーン2021 第3弾」を2021年9月10日から開催中だ。指定のAMD Ryzen プロセッサーとAMD Radeon グラフィックス搭載のBTO PCが、AMD Radeon RX 6900 XT グラフィックス搭載のグラフィックス・カード単品を購入を対象に「ファークライ6」と「バイオハザード ヴィレッジ」もらえる。

購入対象期間は、BTO PCは2021年9月26日から2021年12月31日まで。

AMD Radeon RX 6900 XT搭載製品単品は2021年9月17日より2021年12月31日まで。

詳細はキャンペーンページをご覧ください。https://amd-heroes.jp/sp/amd_game_2021vol3/

AMD HEROES編集部

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