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推奨パソコンの実力をチェック
さっそく、ゲームによっては4K高解像度ゲームプレイも期待できるRadeon RX 6700 XTの性能を余すことなく引き出すだけでなく、プレイ中の録画などもこなせる8コア/16スレッドCPUのRyzen 7 5800Xを搭載した「FRGAB550/BV/58」で、「バイオハザード ヴィレッジ」をプレイしていこう。
最高画質で「バイオハザード ヴィレッジ」の恐怖演出を堪能
ここでは、グラフィックス自動設定でレイトレーシング以外の画質設定を考えうる限りの最高に設定する「限界突破」を選択。さらに「レイトレーシング:オン」、「GI&リフレクション:高」、「反射量:高」、「アンビエントオクルージョン:オン」と”最高”に設定した。4K解像度時での使用グラフィックスメモリー容量は、12.6155GBに達するが、Radeon RX 6700 XTは12GBのグラフィックスメモリーを搭載するので、まったく問題ない。
遠方や草木など、描画範囲が広い村中と、レイトレーシングの処理が多い城内の2つのシーンを60秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」を使って記録。Avgとmin1%(1パーセンタイル)のフレームレートをまとめている。
液晶ディスプレーの主流となる解像度1920×1080ドットのフルHDでは、村中、城内ともに奇麗かつ雰囲気ある描画で快適にプレイできる60fpsオーバーを実現している。さらに4Kに次いで高精細な2560×1440ドット解像度では、城内でこそ1パーセンタイル点が60.2fpsと60fpsギリギリを記録しているが、平均は村中で72.3fps、城内で77.2fpsと問題ない不安のないフレームレートになっている。
残念ながら3840×2160ドットの4K解像度では平均でも60fpsを下回ってしまっているが、「バイオハザード ヴィレッジ」は高解像度と高フレームレートを両立できるAMDの超解像度技術「FidelityFX Super Resolution(FSR)」をサポートしている。
FSRは液晶ディスプレーへの出力解像度よりも低い解像度でレンダリングし、独自の補完処理でアップスケールして出力する仕組みで、プリセットに「Ultra Quality」、「Quality」、「Balanced」、「Performance」の4種類が用意されている。画質は多少落ちてしまうが、4Kゲーミングを実現することも可能になっている。
ここでは4K出力時にレンダリング解像度が2954×1622ドットになる「Ultra Quality」、2560×1440ドットになる「Quality」、2259×1270ドットになる「Balanced」で、フレームレートをチェックしていこう。
レイトレーシングが効く城内で計測したが、平均フレームレートは「Ultra Quality」でも60fpsオーバーをクリアー。1パーセンタイル点は「Balanced」でも60fpsに届かなかったが、村中、城内の探索では快適に4Kでゲームを楽しめた。激しいアクションシーンでカクツキを感じるときは、解像度をWQHDに変更すればオッケーだろう。
搭載するCPUなどのスペックで、フレームレートは多少上下するが、この冬はAMDの新世代アッパーミドルGPUのRadeon RX 6700 XTを搭載する推奨パソコンで、「バイオハザード ヴィレッジ」を満喫しよう。