Microsoftが新OS「Windows 11」を10月5日リリース。11月11日から、PCパーツショップなどでDSP版のWindows 11の販売が開始された。タイミング的にこの冬新たにPC自作するユーザーにとっては、この新OSの機能や性能への影響は気になるところだ。この機会にOSをクリーンインストールして、動作の重くなったPCをキレイにするというのもアリだ。
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Windows 11は、見た目も操作性も大きく変わった
Windows 11というとリリース直後、AMDがRyzen環境にWindows 11をインストールするとPC性能が低下すると注意喚起を実施。しかしながら現在は解決され、公式サイトにてアップデート情報が掲載されている(https://www.amd.com/en/support/kb/faq/pa-400)。
L3キャッシュのレイテンシーがWindows 10比で3倍近くになってしまう症状は、マイクロソフトアップデートの「2021-10 x64 ベース システム用Windows 11の累積更新プログラム(KB5006746)」で修正。
もうひとつの最もパフォーマンスが高いコアに優先して処理が割り当てられない問題は、AMD提供のチップセットドライバー「AMD Chipset Driver 3.10.08.506」で修正され、この2つを導入すれば、AMD Ryzen環境もWindows 11に安心して移行、導入できる。
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Windows 11はWindowsアップデートを実行すればオッケーだ
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KB5006746を実行すると、OSのビルドナンバーは「22000.282」へとアップデートされる
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チップセットドライバーは、「AMD Chipset Driver 3.10.08.506」で修正。旧型のX370やB450チップセットなども同じだ
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第2世代の「Zen+」や、Ryzen 3000シリーズの第3世代「Zen2」では、チップセットドライバーとともに、電源プランを「AMD Ryzen バランス」に変更する必要があるという
実際、修正パッチを適用して「AIDA64 Extreme」と「Sandra 2021」で軽くテストしてみると、問題となっていたWindows 11でのL3キャッシュ レイテンシーは大幅に減少。Windows 10とほぼ同じになっていた。
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「AIDA64 Extreme」「キャッシュ&メモリベンチマーク」のWindows 10での結果
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Windows 10で実行した「Sandra 2021」、「メモリーのレイテンシ」の結果
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Windows 11で実行した際の結果で、青色のバーが修正パッチ適用前、赤色が適用後だ。適用後はレイテンシーが減少し、Windows 10と同じになっているのが分かる
しかしながら、Windows 10と11でのパフォーマンス差が気になる人もいるだろう。そこで、今回は定番ベンチマークを実行して、性能が変わっていないか比べてみたいと思う。